【リアル給与明細】34歳、大型トラックドライバーの場合
プロフィール
34歳 男性
運輸業 近距離輸送の大型トラックドライバー
▼現状
現職1年目。
労働時間は月170時間、残業は月15時間程度。
ボーナスは年40万円程度。
年収換算は約495万円。
【相談内容】家計が赤字で手取りを増やしたい。転職か副業か迷っています。
解説するのは......
◆mako
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級 日商簿記検定3級
銀行員として7年間務めていました。事務や営業を幅広く経験し、金融・お金に関するアドバイスを得意としています。
実際に給与水準は妥当?
質問者さんは現職の給与に対し、歩合制で安定していないものの、業界的に相場は妥当だと感じていらっしゃるとのこと。
でも、現状は家計が赤字で、手取りを5〜10万円増やしたい......とのご相談ですね。
結論からいうと、質問者さんのおっしゃる通り、業界・職種的に現在の給与水準は妥当です。
運輸業大型ドライバーの30〜39歳の平均賃金(賞与は月割で加算)は、特積ドライバーで396,800円、一般ドライバーで402,500円。
*……参考https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/chinginjittai2023bassui.pdf
一方、質問者さんの平均賃金は413,030円。
比較しても妥当な水準と言えるでしょう。
手取りを増やすには、転職?副業?
今後収入を増やすために転職か副業か迷っているとのことでしたので、それぞれ考えられる選択肢を解説します。
▼転職の場合
運輸業ドライバーからの転職で年収アップが狙える例をいくつか挙げてみましょう。
1.同業界でのキャリアアップを目指す
- 長距離輸送ドライバーにシフトする
- 運行管理者の資格を取得し、管理職や昇給を目指す
2.第二種免許を取得し業界を変える
タクシードライバーの平均年収は449万円ですが、600万円代も現実的です。(※2024年9月時点)
現在のスキルを活かしつつ年収アップを狙える選択肢がありそうですね。
▼副業の場合
1.ドライバーとしてダブルワーク
ダブルワークOKの会社であれば、時間給でほかの運送会社で働くことが可能です。
2.個人で稼ぐ
現在の会社にいながらスキルを身に付け、個人として稼ぐ方法もあります。
副業に関しては、どこまでOKかは事業者によりますので、確認しながら取り組んでみてくださいね。
家計が赤字なら支出の見直しを行うのもおすすめ
収入を増やすことと同時に「支出を見直す」ことも非常に大切です。
毎月かかる「固定費(住居費・光熱費・通信費など)」を見直すだけでも家計の負担が軽くなる場合があります。
電力会社や通信会社の切り替えなどは、すぐに支出を抑えられるのでおすすめです。
収入だけではなく支出の内容も把握しながら、全体のバランスにも目を向けてみてくださいね。
まとめ
・現在の給与水準は業界・職種的にも妥当。
・転職なら今後のキャリアの方向性を定めて、必要なスキルがあれば習得しましょう。
・ダブルワークが可能であれば副業も選択肢の1つ。個人事業として新しいスキルに挑戦するのもおすすめ。
・家計を見直して支出を減らすことも検討しましょう。収入・支出のバランスが重要です。
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