【リアル給与明細】45歳、事務職の場合
プロフィール
45歳、男性
ソフトウェア業界の一般事務
▼現状
ボーナスは年間60万円。
労働時間は月135時間、残業は月0.5時間程度。
一人暮らし。
【相談内容】残業なし、副業禁止で収入が低く、生活費でカツカツです
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
無理なく支出を見直すステップ
まずは、支出の全体像を把握しましょう。
1カ月間、毎日の出費をまとめることで、浪費への抑止力にもなります。
簡単なメモ程度でいいので、カレンダーなどに書くようにすると続けやすいですよ。
次に、支出を削れるところがないか、項目ごとに確認しましょう。
毎月一定額の支払いがある固定費は、一度見直すと節約効果がずっと続きます。
主なポイントは以下のとおりです。
- 医療保険や死亡保険を過剰にかけていないか
- 格安SIMに乗り換えできるか
- 使っていないサブスクはないか
- 電力会社やプランの見直しで光熱費が安くならないか
一方で食費の節約は、意識し続けないといけないため、継続が難しい項目です。
無理なく節約するためには、固定費の見直しから始めましょう。
生活費の目安は?
余裕のある家計にするには、生活費の予算を立てることが重要です。
食費は月給の15%程度、家賃は25%程度を目安にしましょう。
また、貯蓄は月収の20%を目標とし、将来の老後資金にするのがおすすめ。
先取り貯金をすることで、強制的に貯められる仕組みをつくれますよ。
質問者さんの年収は平均より低い水準
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、45〜49歳の総合事務員の平均月給が35.6万円であるのに対し、質問者さんは約19.4万円と平均を大きく下回っています。
またボーナスの平均は110万円と、質問者さんの60万円と比べると大きな差が。
現在お勤めの会社は、ほかの会社と比べて給与水準が低い傾向にあるようです。
支出を見直しても家計がカツカツであれば、転職することをおすすめします。
転職活動では、基本給や残業の有無を重視しましょう。
より良い会社に出会うためには、転職エージェントの活用がおすすめです。
まとめ
・固定費の見直しを優先して。
・食費は月収の15%、家賃は25%、貯蓄は20%を目安に予算を立てる。
・長期的な収入アップには転職がおすすめ。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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