【リアル給与明細】22歳、製造業の場合
プロフィール
22歳、男性
製造業
▼現状
仕事内容は、製造現場でのモノづくり。
労働時間は月160時間、残業は19時間程度。
ボーナスは60万円程度。
【相談内容】社会人1年目で何かとお金がかかり、貯金できません。何かいい節税方法があれば教えてください。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、貯金ができないことにお悩みなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約524万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の製造業従事者の平均年収は約375万円です。
このことから、質問者さんのお給料は平均と比べて高い水準と言えそうです。
会社員にもできるお得な節税方法3選
質問者さんは貯金ができないことについてお悩みなのですね。
たしかに、社会人になりたての時期は、仕事の準備や生活の変化で支出が増えてしまいがち。
しかし、今から少しずつでも貯蓄や節税を意識することで、将来に備えることができます。
少しずつ知識を増やしていきましょう。
会社員には、以下の3つの節税方法がおすすめです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
社会人1年目でも取り入れられる節税策の1つが、iDeCo(個人型確定拠出年金)。
iDeCoは、毎月一定額を積み立てることで将来のための年金を増やせる制度です。
掛け金の全額が所得控除の対象となるため、所得税や住民税を減らせます。
ふるさと納税
ふるさと納税も節税の1つです。
ふるさと納税を利用することで、自己負担額2,000円を除いた寄付金の全額が翌年の住民税から控除されます。
寄付先から特産品や返礼品を受け取れるため、実質2,000円で数万円相当の価値のある品物を受け取れるお得な制度です。
医療費控除
医療費控除も覚えておきたい節税方法の1つです。
年間で一定額以上の医療費がかかった場合、確定申告をすると医療費控除が適用され、税金の還付を受けられます。
病気やけがなどで医療費が多くかかった年には、医療費控除を利用できることを覚えておきましょう。
これらの節税策をうまく活用しながら、同時に家計管理の習慣も身につけることで、無理なく貯蓄できますよ。
今からマネーリテラシーを向上させて、将来のお金の不安を減らしましょう。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも高い水準です。
・社会人におすすめの節税方法は『iDeCo(個人型確定拠出年金)』『ふるさと納税』『医療費控除』の3つです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
同年代の給与明細は……
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