【リアル給与明細】27歳、営業職の場合
プロフィール
27歳、男性
小売業の営業
▼現状
仕事内容は、リフォーム等の営業活動。
労働時間は月176時間、残業はなし。
ボーナスはなし。
【相談内容】娯楽費の支出が多いため、減らしてさらに貯蓄を増やしたいと考えています。今後どのように資産形成していけば良いでしょうか？
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い？低い？
質問者さんは、今後の資産形成についてお考えなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約288万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の営業職の平均年収は約471万円です。
このことから、質問者さんのお給料は平均と比べて低い水準と言えそうです。
20代の資産形成の鍵は『時間を味方につけること』
質問者さんは、今のお給料で生活も貯金もできているものの、娯楽費を減らして資産形成をしていきたいとお考えなのですね。
質問者さんは27歳とお若いので、資産形成のためには支出の削減よりも自己投資をして収入アップを狙うことをおすすめします。
たとえば、スキルアップや資格取得に投資することで、37歳までにお給料が月に5万円増えるとします。
質問者さんが65歳まで働くと仮定すれば、生涯賃金は2,280万円も増える計算に。
さらに、若い質問者さんには時間という大きな味方があるので、複利の力を活かした金融投資もおすすめです。
たとえば、毎月1万円を年利6%で運用できる投資商品に投資し続けると、65歳時点でその投資額は約1,744万円に成長することが期待できます。
*……金融庁つみたてシュミレーターをもとに計算
もちろん、娯楽費の削減も大切です。
しかし、趣味や楽しみは心の栄養として生活の質を高めてくれるので、無理に削れば生活の満足度が下がってしまいます。
だからこそ、無駄遣いにならない範囲での娯楽費を維持しながら、未来の自分のために、自己投資と資産運用に注力することに目を向けてみてください。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・質問者さんにおすすめの資産形成は『自己投資』と『複利の力を活かした金融投資』です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
同年代の給与明細は……
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