【リアル給与明細】31歳、医療技術職の場合
プロフィール
31歳、男性
医療技術職
▼現状
仕事内容は、病院内における検査等にかかわる業務。
労働時間は月170時間、残業は10時間程度。
ボーナスは80万円程度。
【相談内容】将来的には50代でサイドFIREしたいと思っています。生涯独身だとしたらどの程度の資産を貯めたら実現できるでしょうか。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は適正額？
質問者さんは、サイドFIRE(資産運用による運用益と労働収入の2つで生活すること)を目指しているのですね。
まずは、質問者さんのお給料が適正なのかどうかを見ていきましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約510万円になります。
一方、検査技師として働いている人の平均年収は約508万円です。
*……参考https://mtjob.jp/about_mt/mtmoney/
このことから、質問者さんの現在のお給料は平均的な水準であると言えます。
サイドFIREに必要な資産額は？
質問者さんは、サイドFIREを達成するためにどれくらいの資産が必要かを知りたいのですね。
FIRE(経済的に自立して早期に退職すること)に必要な額は、年間支出額の25倍といわれています。
これは、資産を7%の利回りで運用し、毎年4%ずつ取り崩す『4%ルール』に基づいたものです。
*……参考https://www.orixbank.co.jp/column/article/235/
たとえば、年間支出が300万円の場合は300万円×25＝7,500万円がFIREのために必要ということ。
かなり大きな金額ですね。
しかし、サイドFIREならこの金額はもっと少なくて済みます。
年間300万円の支出のうち150万円を働いて稼ぐ場合、必要な資産は150万円×25＝3,750万円になります。
必要な貯金額が半分で済みますね。
サイドFIRE後にどのくらい働いて収入を得るか、また年間支出がどれくらいになるかを計画し、上記の計算式で必要な貯金額を算出してみてください。
まとめ
・質問者さんの現在のお給料は平均的な水準です。
・サイドFIREに必要な貯金額は、どの程度収入を得るつもりか、年間の支出はいくらになるかを計画すると計算することができます。
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