カーテンを洗うと空気が変わる!
カーテンは日常的に部屋のホコリやハウスダストなどの汚れを吸って汚れています。ですが、手間がかかりそうなイメージも手伝って洗う習慣がないという人も多いでしょう。
カーテンは頻繁に洗濯する必要はありません。おすすめの頻度は1年に1回。汚れをキレイさっぱり落とすことで、お部屋の空気も爽やかになりますよ。今回は浴槽を使ったカーテンの洗濯方法を解説していきます!
カーテンを洗濯する際の注意事項
カーテンを洗濯するときは、まず「洗濯表示」のタグを確認しましょう。自宅で洗濯できるのは「水洗い可」のものだけ。「水洗い不可」で「ドライクリーニング可」の場合は、指示に従ってクリーニング店で洗ってもらってください。
また、カーテンは常に紫外線にさらされた状態で吊りっぱなしになっています。劣化しやすい環境にあるため、生地を引っ張ってすぐに破れるような老朽化たカーテンは洗濯に耐えられない可能性が。洗濯に耐えられるか、洗う前にチェックするようにしましょう。
カーテンの洗濯方法:①浴槽にお湯を張る
浴槽に42℃前後のお湯を張ります。量は、カーテンが浸かるくらいが目安です。
カーテンの洗濯方法:②お湯に洗剤を入れる
お湯にアルカリ製の洗剤(アタック・アリエールなどの洗濯用洗剤)を入れます。洗剤の量はお湯の量によって変わりますが、今回は計量スプーン1杯と少しを入れました。
カーテンの洗濯方法:③酸素系漂白剤を入れる
洗剤を入れた浴槽に、次は粉末の酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)を入れましょう。量は、先ほどの洗剤と同じくらいでOK!しっかりと混ぜたら、洗浄液の完成です。
酸素系漂白剤はレース系のカーテンには使えますが、色が濃い厚地のカーテンを洗濯するときは入れないようにしてくださいね。
カーテンの洗濯方法:④洗浄液の中にカーテンを入れる
洗浄液の中にカーテンを入れます。薄手のレースカーテンは、念の為ネットに入れるのがおすすめです。洗浄液とカーテンをなじませるように混ぜてから、30〜60分間つけ置きしましょう。
カーテンの洗濯方法:⑤仕上げの洗い(丈夫なカーテンの場合)
つけ置きが終わったら、厚地の丈夫なカーテンは洗濯機で通常の洗濯をします。もし、生地が劣化していて洗濯機での洗濯に耐えられるか心配な場合は、ネットに入れるか弱洗いコースで洗濯しましょう。
脱水をしすぎるとシワになるので、短時間(1分ほど)にするのがおすすめです。
カーテンの洗濯方法:⑥仕上げのすすぎ(繊細なカーテンの場合)
洗濯機で洗うのは難しいような生地が弱いカーテンや薄いカーテンは、洗浄液を捨てて新しい水ですすぐだけで大丈夫です。カーテンの汚れはつけ置き洗いで汚れは十分に落ちているはずなので、優しくすすいで仕上げましょう。
生地が分厚いものでも、劣化していて破れないか不安な場合はすすぎのみでOKです。カーテンがダメになってしまうリスクを背負ってまで、無理に洗濯機で洗う必要はありません。安心して洗える方法を選んでくださいね。
カーテンの洗濯完了!
洗ったカーテンは、そのままカーテンレールに吊って乾かします。カーテンの重みで自然にしわも伸びるので、アイロンは不要ですよ。
定期的に洗ってカビもキレイに
ほこりやハウスダストはもちろん、軽度であればカビもこの洗濯方法で対処できます。定期的に洗って清潔なカーテンを保ちましょう。動画本編ではカーテンの洗濯方法をさらに詳しく解説していますので、そちらも併せてチェックしてきれいに洗ってみてくださいね。
◆洗濯のお兄さん / しゅんぺい
クリーニング屋の店主・戒能駿平(かいのうしゅんぺい)が、クリーニング店の賢い利用法や裏話はもちろんのこと、洗濯に関するさまざまな悩みを解決し、家庭でも簡単にできる洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介しているYouTubeチャンネル。
YouTubeチャンネル:洗濯のお兄さん / しゅんぺい
------------------
Writer:ななこ
------------------
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。