勉強が好き・得意な現役大学生に調査!<男子編>
今回は、「子どもに、勉強への苦手意識を持ってほしくない」「学ぶことは楽しいと思ってほしい!」という、ママのみなさんに向けた企画。
「勉強が好き・得意な現役大学生」に調査を実施し、幼少期の勉強方法についてくわしく話を聞いてきました。お子さんの“やる気スイッチ”を見つける方法がわかるかも!
幼少期の学びルーティーン
今回、調査に協力してくれたのはこちらの方々。小学校時代のライフスタイルを中心に伺いました。
Yさん/東京大学 理学部 3年
神奈川県出身。父母妹僕の4人家族。小さい頃からPCでネットサーフィンするのが好きだったおかげか、システム開発に興味あり。エンジニアとしてインターンをしています。
Tさん/慶應義塾大学 理工学部 2年
神奈川県出身。父母妹僕の4人家族。小さい頃から、家がリフォームされる番組を見るのが好きで、建築が学べる理工学部に通っています。
Rさん/早稲田大学 社会科学部 3年
群馬県出身。父母妹僕の4人家族。サッカー・水泳・ソフトテニス・硬式テニス・陸上などなど、とにかくたくさんのスポーツを経験してきました。
Yさん/早稲田大学 社会科学部 2年
神奈川県出身。父母弟僕の4人家族。幼少期は迷路を解くのが大好きでした。
通っていた小・中・高は?
小学校 | 中学校 | 高校 | |
---|---|---|---|
Yさん(東京大) | 私立 | 私立(中高一貫) | 私立(中高一貫) |
Tさん(慶応大) | 公立 | 私立(中高一貫) | 私立(中高一貫) |
Rさん(早稲田) | 公立 | 公立(中高一貫) | 公立(中高一貫) |
Yさん(早稲田) | 公立 | 公立 | 私立 |
本企画唯一の私立小学校出身者は、東大生のYさん。お母さまの薦めで幼稚園から高校までエスカレーター式の学校に入学したそう。
ですが、小学校の勉強が簡単に感じてしまい「もっと難しい勉強がしたい」と、途中で別の学校を受験したのだとか。驚くほどモチベーションが高い……!
学校以外での勉強方法は?
勉強方法 | 学校外勉強時間(日) | 自宅学習場所 | |
---|---|---|---|
Yさん(東京大) | 自宅学習(小6のみ塾) | 1〜2時間 | リビング |
Tさん(慶応大) | 塾 | 3時間(週2〜3回) | リビング |
Rさん(早稲田) | 塾 | 2時間(週2〜3回) | リビング |
Yさん(早稲田) | 自宅学習(宿題のみ) | 0.5〜1時間 | 自室 |
リビング学習派が多数。ちなみに、全員お母さまが専業主婦(子どもが小学校時代)のご家庭だそう。
東大のYさん、慶応大のTさんは、受験期になると勉強時間が大きく変わり、塾で週20〜30時間勉強していたと話してくれました。
勉強以外のルーティーンは?
習いごと | テレビ | ゲーム | |
---|---|---|---|
Yさん(東京大) | ピアノ・サッカー・野球 | 全く見ない | 全くやらない |
Tさん(慶応大) | ピアノ・サッカー・英会話 | 週に何度か | ほとんどやらない |
Rさん(早稲田) | サッカー・水泳・ソフトテニス | 毎日2時間未満 | 毎日1時間以上 |
Yさん(早稲田) | 野球・水泳・英会話・そろばん | 毎日2時間未満 | たまにやる |
習いごとやっている率100%!しかも、みなさん3つ以上の習いごとを経験していますね。
中学校受験のために塾に通っている方が多く、「習いごとが勉強の息抜きになっていた」という意見が多かったです。
勉強が得意になった理由
勉強が得意になった理由をあげるとするなら?
僕は、そもそも勉強が好きなタイプ。両親はわりと教育に熱心で、ゲームやテレビは一切禁止という家庭内ルールがありました。ですが、そもそも流行っているゲームの存在を知らなかったので「やりたい!」とか「我慢」という感覚もなかったです。/Yさん(東京大)
勉強はどちらかと言えば嫌いなのですが、小学校の時に両親に薦められて塾に通うことに。その塾での対話型学習がおもしろくって、やる気が湧いてきた記憶があります。/Tさん(慶応大)
今も昔も勉強はどちらかと言えば嫌いなのですが、周りの友人が勉強している姿に刺激を受けて、自分もやらなきゃって気持ちになりました。両親から「勉強しなさい」って言われることはなかったので、あくまでも自主的にやっていましたね。/Rさん(早稲田)
小さい頃、携帯ゲーム機で100マス計算などの脳トレゲームをやるのが日課でした。勉強はどちらかと言えば嫌いですが、ゲーム感覚で学べていたので楽しくできていました。/Yさん(早稲田)
なんと、難関大学に合格するほど勉強が得意なはずなのに「(勉強は)どちらかと言えば嫌い」と答えた人が多数……!
嫌いなのに、“自主的に勉強していた”と話してくれた方が多いのがさらに驚きポイントです。
家族はどんなアシストをしてくれた?
毎週末、いろんな場所にある博物館に連れて行ってくれました。そのおかげで、興味の幅が広がったり知識が豊富になったりしたのだと思います。/Yさん(東京大)
塾での勉強さえきちんとやっていれば、他は自由にさせてくれたことが嬉しかった。塾がない日は友達と遊べていたので、受験や勉強がストレスに感じることは少なかったです。/Tさん(慶応大)
日本の歴史が好きな父。旅行先では必ず伝統的なお城に連れて行ってくれたり、歴史を面白く話してくれたりしたおかげで、僕も日本史が得意になりました。/Rさん(早稲田)
両親は勉強熱心なタイプで、テストの点数に厳しかったです。成績が悪いと怒られることも。でも、テストで良い点とるとすごく褒めてくれたし、インセンティブ(お小遣い)をくれました。それが嬉しくて自ら勉強を頑張れたのだと思います。/Yさん(早稲田)
サポートの形は人それぞれ。ご両親は、「我が子のやる気スイッチ」がどこにあるのかしっかり把握されていたようです♪
共通点まとめ
勉強好きが集まった<女子編>と比較すると、どちらかと言えば勉強嫌いな方が多かった<男子編>。
嫌いなことも、努力し続けることで大成することがあるんですね。
“嫌なら無理してやらなくていい”という意見ももちろん大切ですが、「(嫌いなことでも)自ら努力したくなるような仕掛け」や「興味関心が広がる仕掛け」を大人が考えてあげることで、子どもの未来が変わることもあるのかもしれません。
取材に協力していただいた4名の男子大学生のみなさま、ありがとうございます♡ぜひ、<女子編>もご覧ください。
◆取材協力/若者マーケLab※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。