まずは眉の基礎知識から!
部位と位置
どれだけ眉の太さや形を意識しても、眉の基本位置がズレているとバランスが悪くなり顔を魅力的に見せることはできません。
まずは、自分の骨格に合った眉の位置を知ることが、理想的な眉を作る近道!
「眉頭」「眉山」「眉尻」の3つの基本位置をおさえることが大切です。
①眉山の基本位置
眉の位置が一番高く、眉尻の方へカクっと下がっているポイントが眉山です。
- 直線眉の場合は「黒目の外側のフレーム~目尻の真上の間」
- アーチ眉の場合は「黒目の外側のフレームの真上前後」
に眉山を作るとバランスよく見えますよ。
②眉頭の基本位置
眉の中でも特に仕上がりの表情を左右するのが眉頭です。
- 顔を凛々しく濃く見せたいときは、基本位置よりも「1~2ミリ程度内側」
- 優しく穏やかな印象に見せたいときは、基本位置よりも「1~2ミリ程度外側」
に眉頭を作るとバランスよく見えますよ。
③眉尻の基本位置
眉尻の位置も間違えると間が抜けた顔に見えたりすることもあるので要注意!
- 短め眉の場合は「口角と目尻の延長線上」
- 長め眉の場合は「小鼻と目尻の延長線上」
眉尻の高さは、下眉頭と同じ高さかそれよりも少し上が理想。
下げすぎないのがポイントです。
眉の太さ
眉の太さはなんとなく決めている方も多いと思いますが、目の大きさと比べることでバランスがよくなりますよ。
太め眉にしたいときは、一番太い眉頭〜眉中部分を「目の縦の幅の2/3程度の太さ」を目安にしてみましょう。
これよりも太くすると眉ばかりが悪目立ちしてしまうので注意が必要。
細め眉にしたいときは、「目の縦の幅の1/2程度の細さ」が理想です。
これよりも細くすると眉の立体感がなくなり老けて見えることもあるので要注意。
目がかなり細めで、目の1/2を目安にすると不自然になってしまう場合は、「眉頭をやや太めにして、眉中~眉尻を細め」にすると眉全体がスッキリした印象に仕上がりますよ。
また、アイメイクをした後だと目の大きさが変わって見えます。
アイメイクをする前に眉を描くと目とのバランスが変わってしまい、「もう少し太くしてもよかったかな……」と描き直必要があることも。
最初にアイメイクで目の印象を決めてから眉の太さを決めると失敗なく仕上がるのでおすすめです!
目の形〜タイプ別NGメイクと意識すべきポイント〜
眉の位置は目の形や角度によって少し気をつけたいポイントがあります。
目の形のタイプ別にご紹介します。
上がり目
上がり目さんの場合は以下の2つの眉に注意しましょう。
【上がり目さんのNGメイク】
- 平行眉や下がり眉
- 急な上昇眉
上がり目さんの場合、平行眉や下がり眉を描いてしまうと、眉尻と目尻がどんどん近づいてしまい、バランスが悪く見えてしまいます。
眉の角度は基本的に「目の角度と平行」を意識するとバランスがとれます。
よって、上がり目さんは目の角度と同じように、眉もやや上昇させることで目と眉のバランスがとりやすくなりますよ。
上がり目さんによくありがちなのが、目の角度に合わせようと「急な上昇眉」になってしまうことです。
角度が急な上昇眉は、気が強そうな顔立ちになって、周囲から「怒っていそう」「怖そう」と思われることも……。
眉の角度が上がりすぎたと感じたら、眉下ラインはそのままで、眉頭の上をアイブロウパウダーで描き足してみましょう。
そうすることでと眉の角度が緩和して、表情にやわらかさがプラスされる平行眉に仕上がりますよ。
下がり目
下がり目さんによくありがちなのが、少しでも上がり目に見せようと眉を上昇気味に描いてしまうこと。
以下の2つの眉に注意しましょう。
【下がり目さんのNGメイク】
- 上昇気味の眉
- 平行眉
角度が急な上昇眉を描いてしまうと、眉尻と目尻がどんどん離れてしまい、眉尻と目尻の間に空間ができ、バランスが悪くなってしまいます。
下がり目が逆に目立ってしまうので、眉の角度を上昇させすぎないことがポイントです。
眉の角度は「目の角度と平行」を意識するとバランスがとれるとご紹介しましたが、下がり目さんの場合は目の角度と平行にすると、下がり眉になってしまうので注意が必要。
そこで、下がり目さんにおすすめなのが平行眉です。
- 眉山をしっかり作る
- 眉頭の下にしっかり色をのせる
- 眉尻は眉頭よりも上
以上3つを意識することで下がり眉を平行に近づけることができますよ。
眉山が眉の中で一番高くなるように眉山を作ることがポイントです!
まぶたが一重
一重まぶたと言っても、目の大きさや雰囲気は人それぞれ。
自分に似合う眉の太さを決めるときに参考にしたいのが、眉と目のバランスです。
①切れ長クール系一重まぶた
クールで切れ長な目元が印象的な一重まぶたさんは、目のバランスに合わせて眉を「やや細め」に仕上げるのがポイント。
眉を太くしてしまうと、目よりも眉ばかりが強調されてしまい、顔全体のバランスが悪くなってしまいます。
キュートな印象に見せたいときはややアーチ型。
ハンサムにな印象に見せたいときは直線型がおすすめです。
②目の縦の幅が大きい一重まぶた
目の縦の幅が大きめの一重まぶたさんは、目のバランスに合わせて眉もある程度太さを出すのがポイント。
目の縦幅の「半分~2/3程度」を目安に眉に太さを持たせると、目と眉のバランスがとれますよ。
キュートな印象に見せたいときはアーチ型。
ハンサムに見せたいときは直線型がおすすめです。
顔の形〜タイプ別おすすめ眉とNG眉〜
顔の形にマッチする眉を描くことで、顔全体のバランスをよく見せることができたり小顔に見せてくれたりと、顔のコンプレックスを緩和させたりすることができます。
丸顔、面長、逆三角、ホームベースの4つのタイプに分けて、似合う眉・似合わない眉についてご紹介します。
丸顔
フェイスラインに丸みがある丸顔さんは、愛らしい反面「ぽっちゃり見える」「顔が大きく見える」というお悩みを持つ人も少なくないようです。
そんな丸顔さんには、以下の2つの眉がバランスよく見えておすすめです。
【丸顔さんにおすすめの眉】
- ふんわりアーチ眉
- 「平行+10度」やさしげストレート
ふんわりアーチ眉は、眉を曲線的に描くことで眉とフェイスラインがマッチして、顔全体がバランスよく見えます。
- 眉頭を45~60度程度に
- 眉山の位置は「黒目の外側のフレームの真上前後」
この2つのポイントを意識して、なだらかなアーチになるように描いてみてくださいね。
フェイスラインをスッキリ見せたいときは、やや角度のある直線的な眉がおすすめ。
眉を平行より5~10度程度上昇させることで、フェイスラインがキュッとリフトアップ効果に!
眉山が丸くなるように描くと、丸型さんのフェイスラインとマッチしやすくなりますよ。
逆に、以下の3つの眉はバランスが悪くなるので丸顔さんは要注意。
【丸顔さんがNGな眉】
- 短く小さい眉
- 薄眉
- 直線のみで構成される眉
眉が小さすぎたり薄すぎてしまうと、顔の余白が目立ちボヤッと膨張して見えてしまいます。また、直線ラインが目立つ眉を描くと丸みのあるフェイスラインとケンカし、眉と輪郭のバランスが悪く見えてしまいます。
面長
大人っぽくてハンサムな顔立ちが特徴的の面長さんですが、「顔が長く見える」「縦に大きく見える」というお悩みを持つ人も少なくないようです。そんな面長さんには、以下の2つの眉がバランスよく見えておすすめです。
【面長さんにおすすめの眉】
- 平行眉
- 短め眉
面長さんは、眉にあまり角度をつけない平行眉にすることで、顔が横への広がって縦の長さが緩和されます。
ただし、眉頭~眉尻まで同じ太さにすると野暮ったくなるので、眉山~眉尻にかけて少し細めにくびれさせると洗練された雰囲気に。
眉自体に角度がある場合は、眉上頭や眉下山を描き足すと、平行眉に近づきますよ。
また、面長さんは顔の横幅がやや短めであることが多いため、眉も短めに描くのがおすすめ。
目安として、眉尻が「口角と目尻の延長線上」になるように調整するとよいですよ。
逆に、以下の2つの眉はバランスが悪くなるので面長さんは要注意。
【面長さんがNGな眉】
- 高低差のある眉
- 薄眉
幅のあるアーチ眉や高低差のあるへの字眉を描くと、縦のラインが強調されて顔が余計長く見えてしまいます。また、薄眉も顔がのっぺりした印象になってメリハリがなくなり、顔の縦の長さが際立ってしまいます。
逆三角
シャープで小顔に見える顔立ちが魅力の逆三角さんは、「あごが尖って見える」「顔がキツく見える」というお悩みを持つ人も少なくないようです。そんな逆三角さんには、以下の2つの眉がバランスよく見えておすすめです。
【逆三角さんにおすすめの眉】
- 平行眉
- 長め眉
眉山までは床と平行になるような平行眉にして、眉山~眉尻にかけてなだらかなアーチになるように描くと、あごのラインがマイルドに見えてやわらかな印象に仕上がります。
眉自体に角度がある場合は、眉上頭と眉下山を描き足すと、眉の角度が平行に近づきますよ。
逆三角さんは眉を長めに描くことで、目尻~生え際までの余白が埋まり、小顔に見せることができます。
長さの目安として、眉尻が「小鼻と目尻の延長線上」になるように調整するとよいですよ。
逆に、以下の2つの眉はバランスが悪くなるので逆三角さんは要注意。
【逆三角さんがNGな眉】
- 上昇眉・眉山に角度がある眉
- 短く小さい眉
角度のある眉は、よりあごが尖って見えて顔全体がキツイ印象に見えることも。また、眉を短く描いてしまうと、顔の余白が際立ち、顔が横に大きく見えやすくなってしまいます。
ホームベース
親しみやすい顔立ちのホームベースさんですが、「エラが張っていて四角く見える」「フェイスラインがスッキリしない」というお悩みを持つ人も少なくないようです。そんなホームベースさんには、以下の2つの眉がバランスよく見えておすすめです。
【ホームベースさんにおすすめの眉】
- 「平行+10度」
- 長め眉
眉を平行より5~10度程度上げることで、視覚効果でフェイスラインがキュッとリフトアップして見えます。
眉山~眉尻はなだらかなアーチを意識すると、顔がまろやかな印象になりますよ。
また、眉はやや長めに描くことで生え際までの余白が埋まり、小顔に見せる効果が!
長さの目安として、眉尻が「小鼻と目尻の延長線上」になるように調整するとよいですよ。
逆に、以下の4つの眉はバランスが悪くなるのでホームベースさんは要注意。
【ホームベースさんがNGな眉】
- 困り眉
- 眉山くっきり眉
- 短く小さい眉
- 眉尻太目の平行眉
「ハ」の字のような困り眉や眉山にクッキリ角度をつけた眉は、頬やフェイスラインが下がって余計に角ばって見えてしまいます。
また、短い眉は顔の余白が目立ち、眉を平行に描き過ぎると顔が横に広がって見えることがありますよ。
眉の形と描き方次第で理想の美眉に♪
眉はメイクの中でも顔の印象を大きく変える大切なパーツです。
基本位置を見つけるだけでも、きちんと見せることができますよ。
さらに、自分の顔の特徴や骨格に似合った眉の形と描き方を見つけて、印象アップの美眉を目指しましょう!
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