化粧下地を塗る前の準備
化粧下地を塗る前に、まずは洗顔→化粧水・乳液などでお肌を整えるのが基本です。特に気をつけたいのが乳液の量。夜は保湿のためにたっぷりと使っていると思いますが、朝はスキンケアの後に日焼け止め→化粧下地→ファンデーション……と重ねていくので乳液を塗りすぎると化粧崩れの原因になります。1プッシュ程度の控えめの量がおすすめです。
また、忙しい朝はスキンケアをしたらすぐにメイクを始める方も多いと思いますがそれもNG!化粧水や乳液が乾かないままメイクをしてしまうのも化粧崩れの原因になるので、スキンケアからメイクの間は最低5分はあけるようにしましょう。待っている5分の間で着替えやヘアセットを済ませたり、お肌のマッサージをしたりするのも良いですね♪
化粧下地の基本的な塗り方
まずは基本となる、化粧下地の適切な量と塗り方の手順・注意点をご紹介していきます。メイク乗りを良くするための化粧下地ですが、量を間違えると逆にメイク崩れの原因になりますのでしっかりと確認しておきましょう!
化粧下地の適切な量
メイクの仕上げをキレイにさせたいからと化粧下地をたっぷり付けてしまうのはNG!化粧下地は小豆粒大の1cm弱くらいの量で十分です。
あまり多いとメイクがヨレてしまうので、うっすらと塗るくらいがベスト。
もちろん顔の大きさによって個人差はありますので、顔に指をスライドさせて少し引っかかるくらいが目安です。スルッと動いてしまうようなら塗りすぎですよ。
化粧下地を塗る手順
それではいよいよ、化粧下地を顔に塗っていきます。塗る順番は、顔の広い面→細かい部分が目安になります。
<化粧下地の塗り方>
- 化粧下地を小豆粒大出します。
- 左右のほっぺ・おでこ・鼻・あごの5ヶ所に化粧下地を点々とのせます。
- 中指と薬指の第二関節から上を使って、顔の広い面から顔全体に丁寧にのばしていきましょう。
仕上げにスポンジで顔全体をポンポンとすることで、余分な化粧下地を抑える効果があります。忙しいときは軽くティッシュオフするのも◎
化粧下地を塗るときのポイント
化粧下地を適当に塗ってしまうと、塗り方にムラが出てファンデーションの見栄えが悪くメイクが崩れてしまいます。塗り方や順番をしっかりと抑えておきましょう!
- 内側から外側に向かって丁寧に塗る
- メイクが崩れやすい鼻は上から下に向かって丁寧に伸ばす
- 仕上げに余分な化粧下地をスポンジで抑える
メイクが一番崩れやすいのが鼻まわりではないでしょうか?鼻は皮脂が出やすいのでメイクが崩れやすい部分でもあります。顔の真ん中ということもあり、特に目立つ部分なのでなるべく丁寧に化粧下地を伸ばしていきましょう。小鼻や鼻下の細かい部分は、指先を使って少しずつなじませていきましょう。
スポンジを使った化粧下地の塗り方
化粧下地を塗るときに、余分な油分を抑えてくれるスポンジを使えばさらにキレイに仕上げることができますよ。面倒に思えますが、手が汚れないのと化粧ノリがよりアップすることを考えれば時短にもなります。スポンジを使って化粧下地を塗る手順とポイントを見ていきましょう!
スポンジを使って化粧下地を塗る手順
メイク初心者さんはスポンジを使うのは手間で難しそうに思えますが、仕上がりが断然変わってくるのでぜひトライしてみましょう♪
<スポンジを使った化粧下地を塗り方>
- 化粧下地を小豆粒大出し、指で左右の頬・おでこ・鼻・あごの5ヶ所に化粧下地をのせます。ここまでは指で塗るときと同じです。
- スポンジを使って、しっかり密着させるように、広い面から順番に内側から外側に向かってのばします。
- 次に細かい部分をのばします。鼻は鼻筋から鼻先に向かって塗り、毛穴が気になる部分はより丁寧に塗りましょう。
- 最後に、スポンジでパッティングして完成です。
最後にスポンジで優しくパッティングすることで、肌にしっかりとフィットして化粧崩れを防ぐことができます。
スポンジを使って化粧下地を塗るときのポイント
化粧下地をスポンジで塗ると嬉しい効果もありますが、注意点もいくつかあるのでチェックしておきましょう。
・スポンジは余計な油分を吸収してくれるので指でのばすよりも均一にのばせる
・肌の刺激にならないよう、こすりつけないようにする
・定期的に洗って衛生面に注意する
スポンジのお手入れが面倒という方は使い捨てのものを使うとラクになるのでおすすめ。繰り返して使う場合は、定期的に洗うことはもちろん、スポンジが硬くなったり、目が粗くなったりすると肌の刺激になるのでしっかりと確認しましょう。
ブラシを使った化粧下地の塗り方
化粧下地を塗るときに繊細なブラシを使うとさらにキレイに仕上げることができます!指やスポンジで塗るのはなんとなく分かるけど、ブラシでの塗り方は分からないという方が多いのではないでしょうか。ここでは、ブラシを使った化粧下地の塗り方の手順とポイントについてご紹介していきます。
ブラシを使って化粧下地を塗る手順
化粧下地をブラシで塗るときの手順も、指やスポンジを使った塗り方とあまり変わりませんが力加減に注意しましょう。
<ブラシを使った化粧下地を塗り方>
- 化粧下地を小豆粒大出し、指で左右の頬・おでこ・鼻・あごの5ヶ所に化粧下地をのせます。ここまでは指で塗るときと同じです。
- ブラシを使って、しっかり密着させるように、広い面から順番に内側から外側に向かってのばします。このとき、力を入れずにスーッと伸ばす感じが◎
- 次に細かい部分をのばします。鼻は鼻筋から鼻先に向かって塗り、毛穴が気になる部分は色んな角度から丁寧に塗りましょう。アゴは下から上へ、顔と首の境目にもサッとひと塗りしておきましょう。
化粧下地をブラシで薄〜くムラなく塗ることで、肌にツヤ感がアップ!プロのメイクの仕上がりに近づけるかも♡
ブラシを使って化粧下地を塗るときのポイント
ブラシを使うときのポイントは何よりも力加減が大切です。
- 化粧下地をブラシで均一にのばすためにできるだけ同じ力加減で伸ばす
- 力を入れ過ぎると肌を傷めるので軽くスーッと伸ばす感じが◎
- ブラシは清潔にし、肌に触った時にチクッとするようになったら新しいものに変える
面倒だと思ってブラシのメンテナンスを怠ると、肌の刺激になって肌荒れの原因になってしまうので注意しましょう!
化粧下地を重ね塗りする方法
紫外線対策や肌の悩みをカバーするために、いくつかの化粧下地を重ね塗りしたいことってありますよね。化粧下地を重ね塗りすることで、補整効果や紫外線カットなど様々な効果が期待できます。
ただし、塗りすぎてしまうと化粧崩れの原因になるので薄くのばすことが鉄則!顔全体に塗る必要がない場合ありますので、くすみが気になる部分、日焼けしやすい高い部分などに重ね塗りをするのがおすすめです。
目尻やほうれい線など小ジワが気になる部分は、指でシワを開くように張ってから薄く塗るとヨレにくい&塗りすぎ防止になりますよ。
乾燥を防ぐ化粧下地の塗り方
乾燥肌さんこそ活用したい化粧下地!保湿性の高いスキンケアも大切ですが、化粧下地にも保湿力の高いものを選ぶようにするのがおすすめです。保湿成分は色々ありますが、ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド・スクワラン・エラスチンなどが配合されているものは高い保湿力があるので特におすすめ。
成分も大切ですが高濃度で配合しているかなどの成分の量にも注目しましょう。含有量が多いほど乾燥を防ぐ効果が高くなり、成分が入っていても含有量が少ないとあまり意味がないので選ぶ際に注意しましょう。
スキンケアで潤っているうちにメイクを……と思うかもしれませんが、メイク崩れを防ぐために乾燥肌さんも基本の塗り方と同じく十分に化粧水や乳液が浸透してからが◎塗り方も基本と同じ手順で問題ありません。
崩れない化粧下地の塗り方
化粧崩れは汗や皮脂など肌のコンディションが原因ですが、汗や皮脂を抑えることは難しいですよね。そこで、化粧崩れを起こさないためにも化粧下地をきちんと塗ることが大切になってくるんです!
まずスキンケアですが、化粧崩れをさせないために乳液を省くという方もいますが保湿のために乳液はつけることをおすすめします。量は少なめで、仕上げにティッシュオフすると余分な油分をカットすることができますよ。
次に化粧下地を塗っていきます。基本の塗り方を参考に内側から外側に向かって丁寧にのばしていきましょう。化粧下地が肌になじんでいないと化粧崩れの原因になりますので、指の腹やスポンジ、ブラシを使って丁寧にのばすことが大切です。
化粧下地を塗ったら、手で触ってもベタつかないくらいしっかりと乾いたのを確認してからファンデーションなどのメイクをしましょう。この一手間で崩れないメイクに仕上がりますよ♪
プライマーを使う場合の塗り方
プライマーとは化粧下地の1つで、一般的な化粧下地に比べて肌の悩みに特化したものです。質感やカラーも他の化粧下地と異なり、肌の凸凹を平らにしてくれたり、毛穴やシワを目立たないようにしたりなどの効果があります。
プライマーは化粧下地と同じように、スキンケア→プライマー→ファンデーションの順番に塗っていきます。塗り方も化粧下地と基本的には同じで、顔の内側から外側に向かってしっかりとなじませるように広げて塗っていきましょう。
プライマーなら化粧下地の重ね塗りをすることなく、くすみ・毛穴・小じわなど色々な肌の悩みがカバーできるはずです♪
まとめ
化粧下地の基本的な塗り方についてご紹介しました。今までなんとなくファンデーションの前に塗っていただけという方もいると思いますが、化粧下地を塗るタイミングや塗る方向を意識することで、肌にしっかりとなじんで、より化粧崩れをカバーしてくれることが分かりましたね。
スポンジやブラシを使った塗り方もぜひトライして、プロ並みの仕上がりを自宅で簡単に楽しみましょう!
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