声出しトレーニング!【声乗せボール投げ】
人前で話す際の基本は「大きな声」を出すこと。
いざという時に大きな声を出すことができずに、モゴモゴと小さな声になってしまうお子さんは多いもの。
まずは、大きな声を出す練習をしてみましょう!
でも、いきなり「大きな声を出してみよう」と言われても難しいですよね。そこで使うのがお子さんが受け取りやすい大きさのボールです。
ボールに声を込めるようなイメージで、「あ!」と声を出しながら、相手に向かってボールを投げます。
最初は近い距離から始めて、1歩ずつ下がりながら行い、最後は壁に向かって声を乗せたボールをぶつけるようなイメージで、お腹の底から「あ!」と声を出します。
「あ!」と大きな声が出るようになったら、次はボールを投げながら大きな声で「こんにちは!」と言ってみましょう。
声を乗せたボールを投げるトレーニングは、人前で大きな声で話すための〈発声練習〉になります。
大きな声が出にくかったり、引っ込み思案のお子さんは、積極的におうちで行うといいでしょう。
「自分は大きい声が出る」という経験が、お子さんの自信に繋がりますし、大きい声を出す癖をつけると、いざという時に声を出しやすくなるそうです。
親子で実践!【大きな口で発生練習】
人前で話す際は、「大きな声」だけでなく、「大きな口」で話すことも大切です。
実際に発生練習をしてみましょう!
あ→思いっきり口を開ける
い→思いっきり口を横にひっぱる
う→口をすぼめる
え→口を逆三角形に開く
お→あごを引き、口を縦に開ける
1つ1つの言葉を意識しながら、親子で「あいうえお」と、何度も「大きな口」を意識して発声してみましょう。
人前で堂々と話せるようになる【基本の自己紹介】
「大きな声」と「大きな口」が練習できたら、続いて自己紹介の練習です。
1.名前
2.年齢or学年
3.好きなこと、得意なこと
この順番で練習します。
「○田 △子です。4歳です。水遊びが好きです。よろしくお願いします。」
ピシッと姿勢良く立って、大きな声と大きな口で、ゆっくりと言うようにしましょう。
「上手に自己紹介ができると、かっこいいよ!」「お友達がたくさんできるよ!」と、どのような良いことがあるか、お子さんに伝えてあげましょう。
ただ「自己紹介をしてください」と言われると、大人でも戸惑いますよね。子供は、順番を詳しく教えてあげれば、素直に実行することができます。
子どもの時にきちんと自己紹介ができれば、大人になっても、自信を持って人前で自分のことを話せるようになるそうですよ。
ママが今日からできる!〈人前で話せる子になる〉手助け2つ
最後に、KEE'Sの代表である話し方コーチの野村さんにお話を伺いました。
人前で話すことが得意になるかどうかは、子供の頃に練習するかどうかにかかっているとのこと。
家では大きな声で話せるけれど、パブリックな場で話せない……というお子さんがほとんどです。
パブリックな場で話せるようになるには、【何度も発表する機会を設ける】ことが重要。
運動会での応援や行事の司会など、自ら進んで行うようにすると良いですね。
人前で話す経験を積むことが、〈子供の自信〉に繋がります。
また、近所の方や先生など【大人に会った時にきちんと挨拶する習慣】をつけることも良いそうです。
例えば、保育園や幼稚園の帰りの時間。お母さんだけが「さようなら〜」と言って、ささっと帰ってしまうよりは、子供も一緒に
「先生、さようなら。みなさん、さようなら。」
と大きな声で挨拶する習慣をつけることが大切です。
普段から積極的に人前で話す機会を作ることや、周りの大人に挨拶をする習慣をつけることは、今日からできそうですよね!
いかがでしたか?ぜひ普段からおうちで実践してみてくださいね!
KEE'S Kidsでは、人前でスピーチできる子を育てたい方向けに、「KEE'S こどもコミュニケーションスクール」を開講しているそうです。
人前で話すことが好きになるプログラムや、実際に社会に出た時に役立つロジカルに語る練習などを行うそうですよ。
8月にも、8/21〜8/23の3日間でサマースクールを開講予定だそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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