”イヤイヤ期”ってなぜ起こるの?
主に2歳前後の幼児期に見られる、「あれもイヤ!これもイヤ!ぜんぶイヤ!」の『イヤイヤ期』。子育て中のママが直面する、育児のハードルの1つですよね。
激しいイヤイヤ期に直面することで、「自分の育児に問題があるのかな……」と悩んでしまうママもいらっしゃるかもしれません。
イヤイヤ期は、程度の差こそあれ、どんな子どもにも必ず起こるもの。
脳科学的にもメカニズムが解明されつつある、誰もが通る「成長のための通過儀礼」であり、決してママの育て方の問題ではないのです。
幼い子どもは、まだ脳が未発達なため、沸き上がる欲求や衝動をガマンすることができません。
成長とともに”前頭前野”と呼ばれる脳の表層部分の働きが発達することで、だんだんと”抑制機能”が働くようになり、自分の感情をコントロールできるようになるそうです。
脳が未発達なために起こってしまうイヤイヤ期の「イヤ」は、主に4つに分けることができるそう。
今回は、そんな「4つのイヤ」を知ることで、イヤイヤ期と上手に付き合う方法を考えていきましょう!
イヤイヤ期に見られる「4つのイヤ」とは?
まずは、「4つのイヤ」について知っていきましょう。
①【今はイヤ!】
大好きなはずの公園に行こうと誘ったのに、「イヤ!」と言われる。お昼ご飯に大好物を用意したのに「イヤ」と拒否される。こんな経験はありませんか?
それは、「今はイヤ!」の可能性大!
普段は好きなことでも、今は別のことに夢中だったり、そんな気分じゃない……。そんなことって、大人にもありますよね。
「今はイヤ!」に直面した時には、ちょっと時間を置いてから、もう一度声をかけてみるのがポイント。子どものタイミングに合わせるだけで、すんなりクリアできるはずですよ。
②【ママにされるのはイヤ!】
靴を履かせようとしたら「イヤ!」と言われる。食事を食べさせてあげようとしたら「イヤ」と拒否される。こんな場面も、よくありますよね。
それは「ママにやられるのはイヤ!」の可能性が……。
子どもは、成長とともに”なんでも自分でやりたい”という欲求が生まれるもの。「ママにやられるのはイヤ!」に直面した時には、自分でさせてみるといいかもしれません。
上手にできたら、思い切り褒めて、できない時には、さりげなくサポートしてあげましょう。
③【それはイヤ!】
ベビーカーに乗せようとしたら「イヤ!」が始まる。大好物とは違う物を食べさせようとしたら、「イヤ!」とご機嫌斜め。
そんな時は、「それはイヤ!」かもしれません。この場合は、選択肢を増やしてあげるのがポイント。
「ベビーカーがイヤなら、歩いていく?自転車にする?」「このおかずがイヤなら、こっちを食べてみる?」など、選択肢を与えて、自分で選ばせるとよいでしょう。
④【いまは機嫌が悪いの!世の中のすべてがイヤ!】
上のどれにも当てはまらず、激しいイヤイヤにもう手が付けられない……。そんなこともありますよね。
これは、「いまは機嫌が悪いの!世の中すべてがイヤ!」かもしれません。
大人だって、そんな日がありますよね。脳が未発達な子どもにとって、感情をコントロールすることは難しいもの。
コントロール不能な「イヤ」に直面した時には、無理に親の思うように動かそうとしないのがポイントです。
そっとしておくなり、抱っこするなり、とことんイヤを発散させてあげましょう。
”イヤイヤ期”と上手に付き合うコツ♪
子どもは、脳が未発達なのと同時に、言葉も未発達なもの。「イヤ」の理由を上手に伝えることができません。
自分の「イヤ」が伝わらないと、「どうしてぼくの・わたしの気持ちをわかってくれないの?」と、さらに「イヤ」がエスカレートしてしまうものです。
子どもの「イヤ」の種類を見分けられるようになれば、ママも上手に対処ができ、「ママもイヤ!」になってしまうことを防げるはずです。
イヤイヤ期に悩むママはぜひ、参考にしてみて下さいね♡
いかがでしたか?すべてが「4つのイヤ」に当てはまるわけではありませんが、「4つのイヤ」を知ることで、随分育児がラクになりました。
イヤイヤ期に悩んだ時には、思い出していただけたら嬉しいです。
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