そのイライラ、もしかして?産後うつ・産後クライシスを予防するには

子育て・ライフスタイル

みなさんは子育てを楽しんでいますか?赤ちゃんを可愛いと思う反面、時にはイライラしたり、一人になりたいと思うことってありませんか?楽しいはずの子育ても、イライラが溜まってしまうと、うつ状態に陥る場合もあります。

また、女性の産後の不安定さから、"産後クライシス"という夫婦の危機が訪れることもあります。今回は、産後うつや産後クライシスを予防するために、気をつけるべきことをお伝えしたいと思います。

産後うつ・産後クライシスを予防するには①産後うつを知っていますか?

みなさんは、"産後うつ"を知っていますか?
産後うつは、出産後6~8週の間に発症するうつ病のことを指します。大体10回の出産のうち、1回の割合で産後うつになると言われています。長い方は1年程度長引く場合もあります。

症状としては、気分が落ち込む、イライラする、赤ちゃんが可愛く感じられなくなる、赤ちゃんが泣いていても放っておく、おむつ替えも億劫になる、などがあります。

"産後うつ"になってしまうのには、様々な要因があります。

1.ホルモンバランス
産後は女性ホルモンが減り、ホルモンバランスが崩れるため。

2.育児が思うようにいかない
どうして泣いているのか分からない、母乳が思うように出ないなど。

3.生活環境の変化・睡眠不足など
睡眠時間や生活スタイルの変化で、休息や外出ができなくなるため。

4.環境が良くない
育児に協力してくれる家族が近くにいないため。

産後うつは、どちらかというと真面目で完璧主義な女性、頑張り屋さんの女性がなりやすい傾向にあります。

女性が産後うつになっているかどうかに周囲が気付かず、近くにいる方が産後うつの症状を理解出来ていない場合、子どもが幼くても離婚に至ってしまうケースもあります。このような夫婦の危機のことを"産後クライシス"と言います。

産後うつ・産後クライシスを予防するには②産後クライシスの要因

"産後クライシス"とは、NHKの情報番組から生まれた言葉で「出産後に起こる夫婦関係崩壊の危機」のことです。

ベネッセ教育総合研究所次世代育成研究室による調査(2006)では、妊娠中は74.3%の方が夫への愛を実感しているのに対して、出産後は45.5%、2年後には34.0%にまで減少するというデータがあります。
 
つまり、出産後2年のうちに夫への愛情がなくなる女性が約40%もいる、ということになります。これはある企業の研究結果ですが、何となく心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
なぜこのような状況が起こるのでしょうか。
例えば、家事の役割分担が出来ていないので夫が家事育児を手伝ってくれない、母になってライフスタイルが変化し、一人の時間が自由に持てなくてストレスが溜まる、などの理由によるストレスが、産後クライシスの要因として考えられます。
 
子育ての不安を聞いてもらえなかったり、母親としての大変さを理解してもらえない時、さらに夫が家事に協力してくれない時、「なぜ自分ばかり?」という気持ちになってしまうのです。

産後うつ・産後クライシスを予防するには③パパもママも一緒に親になる

実は、男性でも"産後うつ"になる方がいます。
親になることに不安を抱くのは、女性も男性も同じです。お互い支え合って「パパもママも一緒に親になる」ことが大切です。

そのためには、出産前に事前準備をしておきましょう。

1.出産前から家事の役割分担を話し合っておく。
2.出産後の準備を一緒にする。赤ちゃんの発育について、一緒に勉強する。
3.お互いに感謝を伝える習慣を身に付ける。
4.育児に困った時の対応などを相談しておく。
5.どういう風に育てたいのかなど、子どもへの願いや教育について話し合っておく。

出産前に夫婦でよく話し合っておくことが、産後うつや産後クライシスを予防するためには大切なのです。

もちろん出産後でも、遅くはありません。少し心がいっぱいになってきているかな?と思ったら、一度旦那さまと1〜5について話し合ってみませんか?

産後うつ・産後クライシスを予防するには④赤ちゃんは魅力がいっぱい!子育てを楽しんで

子どもの発達は、一人ひとり違います。乳幼児健診などで問題がなければ、他の子と比較し過ぎないようにしましょう。不安なことがあれば、専門家や専門機関に相談してみてくださいね。

赤ちゃんには、なんとも言えない魅力があります。つぶらな瞳に、ずっと触っていたいもち肌。赤ちゃんの変化や成長と共に、ママ自身も癒されてしまいますよね。

パパにもその可愛さを味わってもらいましょう。赤ちゃんの時から、パパも一緒の時間を過ごすことが大切です。二人で赤ちゃんをたくさん見つめて、子育てを楽しんでくださいね。

出産後、育児や家事が思うようにいかないということから"産後うつ"になる方もいらっしゃいます。育児が楽しくない、イライラする日が多くなった…と感じたら、それは産後うつの症状かもしれません。早めに専門医や専門機関に相談をしましょう。

子育てに大切なのは、出産前からの旦那さまとの会話やコミュニケーションです。そして、出産後は一人で頑張りすぎないこと。協力してくれる人を見つけましょう。

赤ちゃんの顔を見つめて、ママ自身も癒されながら、頑張りすぎずに楽しんで子育てをして行きましょうね。