海を越え幼稚園を作った!パワフル保育士さくら先生の生き方から学ぶ

今回ご紹介するさくら先生は、2004年にベトナムハノイに移住されました。現在日本人の旦那様と、2人のお子さんと共に暮らし、”さくらHoaAnhDao幼稚園”を運営されています。

パワフル保育士さくら先生の生き方から、人生を楽しむためのヒントをいただきましょう!

なぜベトナムへ? 保育士生活で辿り着いた思い

神奈川県で保育士として勤務していた塩川桜先生。(以下さくら先生)
保育士を続ける中で、「このままでいいのかな?」と思ったそうです。
さくら先生は、こどもたちへの指導の仕方を試行錯誤されていました。

”自分は、こどもにいいものを与えられているのだろうか?”と、8年間にも及ぶ楽しい保育士生活の中で、迷う日もあったそうです。
そんな時、恩師から思いがけない言葉をもらいます。「悩まない保育士のほうが怖いわよ!」と。さくら先生は、その言葉に後押しされるように、思い切って今の状況を変えることを考えました。

元々東南アジアが好きで、いつか海外に住んでみたいと考えていたので「この機会に、その夢も叶えてしまおう!」と考えた末、大好きな国ベトナムを選びました。

半年で帰る予定が、もう少しもう少しと延びていったそうです。ある日バイト先で日本人の駐在の方々と知り合い「最初の母語を大事にしたい、日本語をメインにしたい」という親御さんたちの思いに触れ、海外での日本人の子育て分野に大きなニーズを感じ、さくら先生の心が動いていきました。

開園までの険しい道のり

「ベトナムで幼稚園を創ると決めて、1番難しかったことは?」と質問してみると、「ベトナムという異国で、幼稚園を設立するためにはどんな手続きが必要なのか、全く分からなかったこと」という答えが返ってきました。

なにせベトナムにツテも情報もなかったために、手続きの仕方も、それにかかるお金が、どのくらいなのか検討がつきません!
しかし「いつまでも心配していては前に進めない!」と、思っていた矢先に、信頼出来るベトナムの方々と出会うことが出来ました。

その方々と良いパートナーシップを育み、現在の副園長先生を初め、たくさんの人たちの力とご縁で現在のさくらHoaAnhDao幼稚園が出来ていったそうです。

砂場設置を巡り、はじめてのケンカ!?

「ベトナムにきて驚いたことは?」と伺うと、「日本の幼児教育とベトナムの幼児教育では、違いがたくさんあること」と答えるさくら先生。

例えば、ベトナムには砂場という概念がありません。砂場を設置したいと伝えると、大反対され、「汚い!砂場を作るなら、砂を全て洗って!」と言われたとのこと。これが、ベトナム人である副園長先生との初めての大喧嘩だったとか。

結局、異物がないか日が暮れるまでふるいを使って調べたそうです。そんな背景から生まれた砂場ですが、今では子供たちがとても楽しそうに遊んでいます。

ベトナムは、日本のように近くに公園があたり子供が走り回ったり思い切り遊べる場所がありません。ですから、こんな大きな砂場は子供達の大切な遊び場であり学びの場であります。

開園10年が経ち、現在の気持ちは? こんなに笑っていられる職業はない!

開園10年が経った今の気持ちを聞いてみると「やってきてよかった。課題はあるけれど、こんなに笑っていられる幸せな仕事はないと思います。」というのが第一声。(写真一番右さくら先生)

開園当初は4名の園児がスタート。それが、20人、40人、100人と拡大していったそうです。
さくら先生の原点は「保育士」なので、経営より保育のことが気になってしまったこともあったそう。現在も経営の難しさと葛藤しているところだそうです。

園長として大切にしていることは、「海外で暮らすことは、相当のストレスがあるという事実」を忘れないようにすることだそうです。お母さんの不安は子供に伝わりますし、年長さんでも、初めはワンワン泣くほど不安なのです。だからこそ、生のコミュニケーションを何より大切にしたいと思っているのだとか。

ベトナムの素敵だなと思うところは「時間がゆったりしているところ」と「家族を大切にするところ」だそう。ベトナムに来たからこそ、園長自らそれを見習いたいと日々思っていると語ってくださいました。

最後に、日本のママたちに一言いただきました。「24時間365日ママでいることは、本当に大変。 親だって弱音を吐いていいのです。ただ、お子さんに"大好きだよ"ということだけは伝えてあげてくださいね。」

日本の若い保育士さんへも一言いただきました。「良い保育士とは、心のある保育ができる人。上手くまとめられなくていいので、子供のちょっとしたことに気づいてあげてくださいね。」

日本にいる私たちでも、学ぶことが多い言葉ですね。
自分の中の小さな心の違和感を大切にして、勇気をもって挑戦をしたさくら先生の生き方は、とても素敵ですよね。現在日系園は、ベトナム・ハノイに4園ありますが、初めにできた日系幼稚園は、このさくらHoaAnhDao幼稚園。

さくら先生の子供への想いと勇気は、海を越えて今もたくさんの人を支え・励まし続けています。あなた自身の人生を楽しくするためにも、さくら先生の生き方から、ぜひヒントを感じてくださいね。

さくら先生、お忙しい中インタビューにお答えいただき、本当にありがとうございました!

海外 幼稚園 生き方 子育て ベトナム

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この記事を書いた人

こどもみらい探求社/保育士起業家

こどもみらい探求社(小竹 めぐみ・小笠原 舞)

【肩書き】
保育士起業家
<…

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