■「小1の壁」って何?
保育園児だった子どもが小学校へ入学すると、お迎えなどの生活リズムがガラリと変わります。それによって、これまでのママ自身の就業スタイルにも変化が及びます。
これが、最近何かと話題になっている「小1の壁」です。
実際に存在する「小1の壁」の具体例は、次の4つです。
①学童保育
②何かと多い宿題のサポート、持ち物チェック
③ワーママも必須のPTAの仕事
④親子のコミュニケーション
次の項目では、この具体例4つについて、深く掘り下げてご紹介します。
「小1の壁」あるある問題① 学童保育
ワーママたちの強い味方といえば、「学童保育」。
地域の小学校や児童館が運営する学童保育は、夏休み期間中はお弁当持ちになるものの、親が安心して我が子を託せる場所です。
しかし、学級閉鎖や運動会の行事の振り替えで平日に学校が休みとなると、小学校の学童も一緒に休みになり、ママが休みを取るか取らないか悩むことも……。
また、自治体の学童保育の特徴として挙げられるのが、保育園よりも終わる時間が早く、18時に終わるという点。
ワーママの中には、18時のお迎え時間に合わせて仕事を切り上げる方もいます。
「小1の壁」問題の解決策▶︎民間学童やファミリーサポートを活用
職場が学童に関する理解を示し、休校になっても在宅で仕事ができれば、子どもを学校の学童保育に預けられるでしょう。
しかし、子どもの学校や学童の都合で休んでしまうと仕事がまわらない、またはどんなときもママ自身の就業スタイルを貫きたい場合には、学校の緊急時でも対応できる民間学童も視野に入れてみましょう。
自分が住んでいる地域に民間学童がない場合などは、育児の援助をサポートしてもらえる登録制のファミリーサポートセンターといった選択肢もあります。
「小1の壁」あるある問題② 宿題のサポート・持ち物チェック
今の小学生は、勉強する量が増えているので、毎日宿題が出されます。
特に音読の宿題は、仕事から帰宅して疲れたママでも、チェックが必須です。
また、学校からの手紙や提出物、子どもの荷物をチェックするのもママの日課。
保育園では、先生たちが子どものことをサポートしていましたが、子どもが小学校へ入ると、ママが細かいサポートやチェックする役目になります。
「小1の壁」問題の解決策▶早めに子どもの得手不得手を把握!
宿題のチェックや、荷物のサポートをすることで、子どもの得手不得手を把握できます。
子どもが自分でできることは自分で行うよう促し、苦手なものについては「どうして苦手なのか」ということを分析することが肝心です。
子どもが苦手なことを早めに把握すれば、不得手を克服できるかもしれません。
ただし、ママが過保護になると子どもの自立を妨げるので、注意が必要です。
「小1の壁」あるある問題③ PTAの仕事
ワーママも避けては通れない、「PTAの仕事」。
基本的にはワーママも、仕事に支障をきたさない範囲でPTAの仕事をこなすこととなります。
平日に、有休や半休を取って会合や活動に参加する場合もあるそうです。
そこまでして参加した会合が、半分は噂話などで終わってしまい、「これでは参加しなくても良かったのでは……?」と感じたママもいたそうです。
「小1の壁」問題の解決策▶予めPTAの会合の重要度を確認!
PTAの会合でも、仕事を休まないといけないものなのか、そうでないのかということを、前もってリサーチすると良いでしょう。
もしもマストの会合でなければ、少しだけ顔を出して、その後、出勤するのも良いでしょう。
PTAの仕事も、家でできる作業であれば、「自宅で期限内に間に合うように行います」と宣言するのも手ですよ♪
「小1の壁」あるある問題④ 子どもの人間関係
小学校では、あらゆる家庭環境の子どもが揃い、人間関係が保育園よりも複雑になります。
そのため、同級生とのトラブルがあっても、何が原因でトラブルになっているのかママもよく分からず、困ることがあります。
また、自分の子どもが嫌がらせを受けた場合でも、どのようなタイミングで学校に連絡すればいいのか、わからなくなってしまうこともあります。
「小1の壁」問題の解決策▶親子のコミュニケーションは欠かさないで!
ワーママは、朝から夜まで家事や仕事に大忙しですが、それを言い訳にはせず、子どもとのコミュニケーションは欠かさず行うことが肝心です。
また、同じ小学校の保育園時代の先輩ママや同級生ママとの連携を取ると、学校の様子もわかりやすくなりますよ♪
子どもが初めて小学生になるワーママにとって、「小1の壁」は頭を抱えてしまう問題かもしれません。
一人で抱え込まず、同じような立場のワーママたちの経験談や情報をヒントに、前向きに乗り越えられるように取り組みたいですね♪
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