冬になると体が冷えるメカニズムって?
寒い場所にいると、次第に手足の先が冷たくなり、全身がぶるぶると震えてきますよね。これは、体の中心を守ることを目的とした、人体の機能が正常に働いている証拠です。
こうして冷えた手足は、暖かい室内などに入ることで、毛細血管が広がってポカポカと温まってきます。
寒い場所で体温が奪われることで、手足の毛細血管が収縮して、熱の発散を抑えます。そして、筋肉を震わせたり、暖かい場所へ行くことで熱を作る。
これが、冬になると体が冷えるメカニズムの全貌なのです。
冷え性は「自律神経の乱れ」が原因!?
先程ご紹介したように、手足の収縮した毛細血管は、暖かい場所へ入ることで膨張し、ポカポカとして元の状態に戻ります。
しかし冷え性で悩む人は、暖かい室内に入っても手足が冷えたままの状態です。
この原因として、「自律神経の乱れ」が挙げられます。
体の機能が正常な状態であれば、副交感神経の働きにより、寒い場所では血管が収縮して手足が冷え、暖かい場所では拡張して温まります。
本来であればこの切り替えで体温を保っているのですが、冷えは、ストレスや生活習慣の変化などが原因で、この切り替えが上手くいかないことで起こってしまっているのです。
今すぐできる!冷えを改善できる対策とは?
自律神経の乱れや副交感神経の働きを、すぐに元に戻すことは難しいかもしれません。
だからといって、冷えをそのままにしておくのは、健康面や美容面において良いこととは言えません。
今回は、簡単に実践できる冷え対策をご紹介します。
✔カイロや湯たんぽを使い、太ももに乗せて血行を促進させる
✔電車ではつり革につかまって、つま先立ちをして血行を促進させる
✔洗濯物を干す際に、スクワットを意識して盛り込む
✔速足を意識して歩くことを心がける
こうした4つの心がけを実践するだけで、次第に血管の収縮が正常に行われるようになり、冷えを改善することができますよ♡
冷えの改善には"食事の意識変化"も重要!
先程ご紹介した冷えの改善方法は、体の外から施すものでした。そのほかに、体内から冷えの改善に取り組むことも、とても大切なことなのです。
体の働きを正常に持って行くためには、筋肉が必要です。筋肉を作るためには、毎食、たんぱく質を摂取するように意識することが大切です。
朝食に卵料理やヨーグルトを取り入れ、和食であれば納豆や生卵、焼き魚などをメニューにプラスしてみましょう。
サラダにすりおろした生姜を混ぜたドレッシングをかけて、体を温めるのもオススメですよ。
運動やカイロなどのアイテムを使った冷え対策だけでなく、こうした食生活の意識変化も、冷え改善に重要な役割を果たしてくれるのです。
寒さが厳しくなるにつれて、悩む人が増える「冷え」……。体調や精神的な問題でも、冷え性になってしまうケースがあるのです。
今回ご紹介した対策法を意識して、冬を快適に過ごしましょう♡
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