どうなる待機児童!?小池都知事が変える「東京の保育園事情」

子育て・ライフスタイル

2016年8月、東京都知事に就任した小池百合子(こいけゆりこ)さん。

選挙活動中から待機児童問題を大きく取り上げ、働く女性を応援したいという政策を明確にしてきた小池百合子さんは、女性初の東京都知事としての就任後、わずか1ヶ月の間に、独自の待機児童対策を発表しました。

ここでは、小池百合子さんの待機児童対策を、政治問題が苦手なママでも分かりやすいようにご紹介します♡

保育園の増設をサポートします♡

新しく保育園を作るには、当然お金がかかります。そして、いざ保育園を作ろうにも、適切な土地が見つからない、という問題があります。

小池百合子さんは、まずこの2点に対するサポートを表明しました。

具体的には、保育園を作るために必要な工事費用の補助、また、賃貸で保育園を開園する場合の家賃の補助。

そして、これから保育園を作りたいという事業者へ、活用可能な都有地の情報提供を行うことを打ち出しました。

これにより、新しく保育園を作るためのハードルが下がり、保育園が増えることが期待できます。

保育士さんの待遇を改善します♡

保育園不足に加えて全国的な問題になっているのが、保育士不足。

自治体によっては、保育園はあるのに働く保育士がいないために児童を受け入れられない、というケースもあるのだとか。

保育士の仕事は、ハードな仕事内容に見合わない賃金の低さが問題視されています。

小池百合子さんは、この保育士の待遇を改善することを表明しました。

具体的には、これまで新卒から5年目までの若手保育士のみに限定されていた保育士寮を、すべての保育士に提供できるように変更します。

東京都内で一人暮らしをするには、平均で7万円前後の家賃がかかるため、寮が提供されるようになれば、賃金の値上げと同等の待遇改善となるわけです。

認可外保育所を安心安全にフル活用します♡

現在、待機児童問題の中心となっているのは、主に「認可保育所」です。国からの補助が出ているため、保護者の負担額が比較的少ない認可保育所に人気が集中しています。

小池百合子さんは、この認可保育所と認可外保育所の差額を埋める補助を行うことを表明。

つまり、認可保育所でも認可外保育所でも、保護者は同程度の負担額で子どもを保育園に通わせられるようになります。

このことにより、保護者の負担が減るのはもちろん、今まで躊躇していた民間の会社が、保育園を新しく作ろう!となることに期待ができます。

それでも、国や都の認可や認証を受けていない保育園は安全面で不安がある……という保護者の方も、いらっしゃると思います。

そんな不安を解消するために小池百合子さんは、認可外保育所への巡回チームを設立することを表明しました。

保育士の数は足りているか、安全に運営されているかなどを専門家の目線でしっかりチェックすることで、保育の質が向上することが期待されています。

小規模保育所問題を解決し、2度目の保活の心配を解消します♡

0歳〜2歳の子どもを、6〜19人まで預かることのできる小規模保育所。2015年から国の認可事業となったこともあり、全国的にも激増しています。

しかしながら、小規模保育所では2歳までの子どもしか預かることができないため、3歳以降は再び保活をしなければなりません。

たしかに、3歳以降は保育所の定員も増えますし、幼稚園も受け皿にはなりますが、働く母親にとって2度目の保活は、大きな負担になっていました。

小池百合子さんは、この「0〜2歳まで」という制限をなくし、全年齢の子どもを預かることができるようにするべきだと、国へ向けて提案しました。

小学校入学まで同じ保育所で過ごすことができるようになれば、子どもにとっても安心ですね。

会社・社会全体で育児のことを考えます♡

ここまでご紹介した以外にも、育児を保護者だけの問題にしない、社会全体・会社全体で育児のことを考えていこう!という内容の提言が盛り込まれました。

具体的には、現在は原則1歳までの育児休業を、2歳までに延長しよう、というもの。

激化する1歳の待機児童問題を緩和し、保活のための育休切り上げで0歳から仕事復帰をしなくても済むようにしよう、という狙いがあると言われています。

最後に、忘れてはならないのはこちら。

厚生労働省が推進するイクメンプロジェクトにのっとり、小池百合子さんをはじめ、東京都庁のすべての管理職がイクボス宣言を行いました。

イクボスとは、

①部下やスタッフのワークライフバランスを考え
②その人のキャリアと人生を応援しながら
③仕事の成果もきっちりと出しつつ
④自分自身も仕事や私生活を楽しむことができる上司のこと

すでに、広島県や三重県ではこのイクボス宣言をきっかけに、男性育休の増加や有給取得率の向上、残業時間の削減などに繋がっているそうです。

今回、まず東京都庁がリーダーシップをとってイクボス宣言をしたことで、東京都内の様々な企業に、このイクボスマインドが広がっていくことが期待されています。

全ての政策が動き出しても、すぐには待機児童の解消には繋がらないかもしれません。

けれど、これらの政策が機能しだせば、中長期的には東京都の待機児童問題は解消に向かっていくのかも……という期待ができる、手堅い政策を打ち出してくれたのではないでしょうか。

働くママたちが安心して家庭と仕事の両立ができるよう、今後も小池百合子東京都知事と東京都の動向に注目していきたいですね。