ちぢみほうれん草 / 寒締めホウレン草
寒締めホウレン草、ちぢみほうれんそうなどと呼ばれる12月後半~2月頃に店頭に並ぶお野菜です。
名前の通り、葉っぱが縮れていて、肉厚で硬めのほうれん草で、ターサイに似た姿をしています。
日本には、江戸時代の初めごろに伝わってきたとされるホウレンソウ。
アカザ科ほうれん草属の野菜で原産地はペルシャ地方だと伝わっています。
ほうれん草は全国で栽培されていますが、寒じめちぢみほうれん草は 東北や関東で露地栽培されているものです。
ビタミン類、鉄分などミネラルが豊富に含まれていますので積極的に食卓に並べたい緑黄色野菜です。
特に、体内でビタミンAに変換されるβ-タカロチンが豊富なことはみなさんもご存じでしょう。
ビタミンAは粘膜を正常に保ち、健康な皮膚を作る役割があります。このビタミンAが不足すると、気管などの粘膜に細菌やウイルスが侵入しやすくなり、風邪の原因になるのです。
また、β-カロチンは、活性酸素や過酸化脂質を除去して、細胞を活性化する作用があり、
免疫力をUPさせてがんや老化防止に役立つと考えられています。
旬の冬に食べる方ことで、ビタミンCが沢山摂れるので風邪などの予防のためにもお子さんに美味しく食べてもらいたいですね。
私のオススメレシピは
ちぢみほうれん草のクリームグラタン。
加熱すると甘味が強くなるので濃厚なホワイトソースやチーズと一緒にたっぷりいただけます。
大人用は、同じグラタンでも、牡蠣を入れて白ワインをお供にいかがでしょう?
材料やレシピはこちらを参考にどうぞ☆
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http://pecolly.jp/user/photos_detail/2874639?type=profile&offsetId=2874639&offset=8&
ちぢみゆきな
一般的な雪菜は葉が縮れていないのですが、宮城県を中心に栽培されている
ちぢみ雪菜は寒さの厳しい冬の季節に収穫されるものです。中国野菜のターサイが原種と言われていますが小松菜の葉をチリチリと縮れさせたような姿をしています。
葉が肉厚で濃い緑色。カルシウムやビタミンAが豊富な菜類です。
βカロチンが豊富で体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、喉や肺など呼吸器系等の粘膜を保護することで風の予防、そして肌荒れの予防作用があるといわれています。
霜が降りる時期からの寒い冬が一番おいしく、旬は12月末~2月頃です。
肉厚な葉なのでさっと下ゆでしたものを小分けにして冷凍保存して常備するのに使い勝手のよいお野菜です。
私のおすすめは、和食献立の小鉢料理として副菜にお浸しや胡麻和えなどに料理することです。油との相性もよいのでホタテのヒモと一緒に炒め物にしたり、油揚げや仙台揚げ麩と一緒に煮びたしにするのも美味しくいただけます。
また、下ゆでしたものをリンゴなどと一緒にグリーンスムージーにするもの美味しいです。
スムージーにする際には、特に甘味の強い葉の部分を使うことをオススメします。
柿の木茸
ハラタケ目キシメジ科エノキタケ属。
長野県中野市で栽培されるエノキダケで、茶褐色の姿は天然のエノキダケに近いそうです。柿の実に似たあざやかな色をしているところから、柿の木茸と呼ばれているようで、歯ごたえが良く、ビタミン豊富でコレステロールを抑える働きがある美味しいきのこです。
エノキの原種に近いかきの木茸は、白いエノキダケと違って、栽培の際に日光に当てて育てる事で、製造元が名称の商標をとっています。
エノキには、血液をサラサラにする効果があることや、中性脂肪の減少を促すことが学会で発表されています。また、「キノコキトサン(キトグルカン)」という成分が消化・吸収されることによって腸を刺激し、腸の運動を活発にする作用があります。
そして、血液に溶け込むと血液中の脂質をからめ取って便とともに排出する働きがあることがわかっています。
東京農業大学教授で総合研究所研究会きのこ部会長の江口文陽教授が「エノキ氷」を食することで
アレルギーを予防、改善する効果があることを発表しています。
http://nanitaberu.net/common/images/pages/effect.pdf
エノキ氷の作り方
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http://nanitaberu.net/modules/effect/
私も、花粉症の予防と改善のためにエノキを美味しくいただいてます。
おすすめは、上でも紹介しているちぢみほうれん草と一緒に下ゆでしてからMIXお浸しにすること。
その他、お鍋やスープなど汁物に入れるとカキノキダケの旨みたっぷりの出汁を楽しめます。
また、味醂とお醤油で煮詰めてつくる、自家製ナメタケは、ご飯のお共になりますし、お子さんも喜んで食べてくれると思います。簡単に作れるのでまとめて作って保存しておくのもよいですね。
セリ(芹)
セリは、春の七草の1つとして万病予防に役立つ植物として昔から食されてきました。
宮城県の郷土料理として地元民に愛される、冬の仙台名物せり鍋!
宮城県名取市などがせりの栽培をする名産地として有名であり、
せりの茎や葉だけでなく、根っこまで贅沢にどっさりと使って、鴨肉や鶏肉のお出汁でいただきます。
3月初旬までの期間限定メニューなので冬に仙台へ旅行される方には、牛タンと一緒にぜひ食していただきたいお料理です。
そんなお鍋で贅沢にいただきたいセリには、体の調子を整えるビタミンCがたっぷり。
活性酸素の働きを抑えて、お肌の潤いを保つ作用があり、免疫力を高めてくれます。
シャキシャキした歯触りを楽しみながら、水溶性のビタミンCを逃がさないようにするために
加熱する場合は火を通し過ぎないように気を付けたいですね。
また、血液や骨の生成に欠かせないミネラル、腸の働きを整える食物繊維も豊富で、
お料理に使われるだけでなく、茎や葉を乾燥させたものを水芹(すいきん)という生薬として煎じて服用されてきた歴史もあります。
解熱や神経痛、リューマチ、黄疸(おうだん)などを改善するために用いられます。
さらに、セリ独特の香りには、オイゲノ―ルという成分が含まれており鎮静作用があるといわれています。
肉の臭み消しとして牡丹鍋の具になったり、秋田のきりたんぽ鍋の具としても定番です。
受験シーズンなので、お受験ママさん達にとっては、お子さんの健康管理に特に関心が高いのではないでしょうか?
お子さんが100%の力を発揮できるようにご家族の健康をお食事の面でもサポートしたいですね。
また、インフルエンザで学級閉鎖になっている学校も多いようですので日頃から免疫力をつけて風邪などを悪化させないようにしたいものです。
栄養のあるものをしっかりと食べる事で免疫力をUPし、風邪や花粉に打ち勝つ体質にしたいですね。
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