助産師が教えます!「すぐに母乳が出ない」の原因とは?

子育て・ライフスタイル

「うわー!赤ちゃんって、小さいなー。柔らかいなー。」

”では、おっぱいをあげてみましょうか?”

「あれ?赤ちゃん吸ってくれているけど、母乳が出てきていない!私のおっぱい、大丈夫ですか?」

これは、よくある助産師とママの会話ナンバーワンです……。(笑)

出産がゴールだと思われがちですが、すぐに立ちはだかる「母乳が出てこない!」の壁。今回は、母乳がすぐに出ない原因をお伝えします。

「母乳がすぐ出ない」のは普通のこと?

母乳は、最初から溢れるように出る、と思われがちです。

しかし、出産して数日は、ちょっと滲んでくるくらいが普通で、赤ちゃんに吸ってもらうと、それが刺激になり、おっぱいが出るホルモンが分泌されます。

最初のうちは、赤ちゃんに飲んでもらうというより、吸って母乳を出してもらう、という風に考えましょう。

何度も何度も吸ってもらうと、母乳が出る量が増えていきますよ。

おっぱいだけで大丈夫?

「母乳がちょっとだけだけど、赤ちゃんは何も飲まなくていいの?心配……」と思われるかもしれません。

赤ちゃんは、お弁当と水筒を持って生まれてくる、という話を聞いたことがありますか?

赤ちゃんは、ママのお腹の中で、栄養と水分を2日分くらい蓄えて生まれてきますので、すぐにミルク(栄養と水分)を足す必要はありません。

ここでミルクを足してしまうと、赤ちゃんがお腹いっぱいで寝てしまい、吸いつく機会が減ってしまいます。

欲しがる時に、欲しがるだけ吸わせてあげることが大切です。

たくさん吸わせても、母乳が少ししか出てこない時も……。

そもそも、母乳は何からできているかをご存知ですか?

それは、「血液」。

お産でたくさん出血(500ml以上が多量出血とされています。)すると、母乳のもとになる血液が少なくなるので、母乳もゆっくり作られていきます。

貧血は、字のごとく、血が少ない状態。妊娠中から貧血気味のママは、お産の出血が少なくても、母乳の出方はゆっくりな傾向にあります。

また、冷え症のママは、全身の血液めぐりが良くない状態です。おっぱいに血液がめぐって来にくいので、これも、母乳が出にくい原因と言えます。

冷え症の改善策としては、「温める」ことが一番です。

靴下を履く、足湯をする、肩回しをする、ブラジャーをしないでおっぱいを揺らしておく(揺らした方がおっぱいの血のめぐりがよくなります。)などが良いでしょう。

冷え症や貧血を予防すると、母乳の分泌に繋がっていくので、妊娠中から体を温めて、体づくりをしておくことがオススメです。

いかがでしたか?母乳がすぐに出ない原因をご紹介しました。

母乳がすぐに出なくても、焦らなくて大丈夫!

人間と同じく、お産や授乳も十人十色。初めての授乳に、戸惑うこともたくさんあると思います。

“赤ちゃんとのおっぱいの時間”はママの特権でもあり、期間限定。その限られた時間に愛おしさを感じながら、赤ちゃんとの時間を過ごしてみてくださいね。

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