「帝王切開」先輩ママの体験談!経験しないと分からない命がけの出産

子育て・ライフスタイル

「帝王切開」という出産方法に、どんなイメージがありますか?
私自身も帝王切開で出産し、経験するまでは「ラクそうだしラッキー」ぐらいに思っていたのですが、
実際は想像を絶する痛みと苦労がありました。
経験しないとわからない、帝王切開での出産についてご紹介したいと思います。

「帝王切開」になるケースって?

分娩方法として最も一般的なのは「経膣分娩」ですが、経膣分娩では出産が難しかったり、危険を伴う場合、今回ご紹介する「帝王切開」という方法で出産することになります。

帝王切開には、予定帝王切開と緊急帝王切開とがあります。

予定帝王切開の主なケース
●骨盤位(逆子)
●双子や三つ子などの多胎妊娠など

緊急帝王切開の主なケース
●赤ちゃんの心音に異常が見られる
●胎盤がはがれ、赤ちゃんに酸素が行かなくなる
●何からの事情でお産が過度に長引いたり、止まってしまう

私の場合は、骨盤位(逆子)でした。

「帝王切開」による出産の流れは?

まず、予定帝王切開の場合では、出産予定日より二週間ほど早く出産するようになります。これは、陣痛や破水が起こることを避けるためです。

手術の8~12時間ぐらい前からは絶飲食です。

手術自体は麻酔をかけた上で行われます。緊急の場合を除き、意識はそのままで下半身にのみ麻酔をかける局所麻酔が一般的、ですので出産中の記憶はしっかり残っていますし、経膣分娩のママと同じように、赤ちゃんの産声を聞き抱かせてもらうこともできます。

お腹の切り方ですが、緊急を要する場合は、赤ちゃんを早く取り出すことのできる縦切開となる場合がありますが、緊急性のない場合には傷が目立ちにくい横切開が多いようです。

横切開であれば傷はビキニを着ても見えない位置になるので、裸にならない限り、人に見られることはまずありません。

出産後は、縫合などの母体の処置をしてもらい、終了となります。
手術開始から、およそ1時間ほどです。

「帝王切開」は出産後がツライ…。

帝王切開は、産んでからが勝負!手術の麻酔は、だいたい3~4時間後にきれます。
すると、驚くほどの痛みに襲われるのです。

痛み止めを処方してもらうこともできますが、それでもじゅうぶん痛い。痛みの原因は、子宮の収縮や切開の傷跡。

手術当日は、自力で起き上がることはできませんし、笑ったりくしゃみをするだけで壮絶な痛み。看護師さんに手とり足とりお世話になりました。

しかし、翌日からは歩行したり、血栓予防や母体回復のためにできるだけ動くようにという指示。もちろんまだ激しい痛みがあり、とても直立歩行はできず、物につかまりながら、そろりそろりと歩きます。食事も流動食から徐々に始めていきます。

そして、赤ちゃんのお世話の練習は経膣分娩のママと同じように始めていかなければいけません。

すでに普通に動き回っている経膣分娩のママ達を見ると、体が思うように動かない自分が情けなくなり少し辛い思いも。しかし、可愛い我が子のために一生懸命、痛みに耐えました。

退院の前日には抜糸。抜糸すると、傷跡の痛みはだいぶ軽減されました。退院当日には、それほど痛みも感じないぐらいに。

私の入院生活は6日間でしたが、退院当日までは痛みとの闘いでした。

「帝王切開」への偏見って?

帝王切開で出産したママ達は、偏見や心ない言葉に傷ついたりイライラすることが多いという悲しい現実があります。

「普通に産むより(経膣分娩より)痛くなくてラクでいいね」など、経膣分娩に比べ痛みがなくてラクそう、といった内容の発言。

麻酔をかける予定帝王切開であれば短時間なので、何時間も陣痛に苦しむ経膣分娩よりもラクそうだと思われてしまうようです。しかし、後陣痛の痛みは想像を絶するものがあり、切開の傷も非常に痛みます。また、母体への負担は経膣分娩よりもはるかに大きいもの。決してラクではありません。

「お腹を痛めていないから愛情がわかない」という根も葉もないデマ。

お腹を痛めて産んだ我が子、という表現があるので、こういったデマが生じるのかもしれませんが、帝王切開のママは愛情がない、母性が芽生えないというようなことは、もちろんありません。

「帝王切開の子は根性なし」という、こちらも根も葉もないデマ。
産道を通らず、医師に取り出してもらうという方法で生まれてくる帝王切開の赤ちゃん。そのため、頑張ることを知らない根性なし、という偏見にさらされるようですが、何の根拠もないデマです。子どもはみんな大きくなるため、毎日を必死に、一生懸命生きていますよね。

経膣分娩よりも少数派の帝王切開、どうしても世間における認知度が低くてこういった偏見が生じるのかもしれません。帝王切開とはどういう出産方法なのか、より多くの人に知ってもらうことが、偏見をなくす近道かもしれませんね!

どんな方法であれ、10カ月もの長い間お腹の中で大切に育んできた生命を産むという行為は、ママにとって大仕事であり命がけ!
経膣分娩でも帝王切開でもママはみんな、命がけで出産という偉業を成し遂げた頑張りやさん、ということを忘れないようにしたいですね。

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