青山学院大学・原晋監督の選手育成法①自分で考えて行動し、自主性を重んじる
バリバリの体育会系の部活では、コーチや先輩のアドバイスが「絶対」と言われる風習が、今でも残っていることも。
しかし原監督は、選手たちの学年に関係なく、それぞれの自主性を重んじるスタンスをとっています。
何か問題にぶつかっても、選手に自分で考えて行動するように促します。
子育てでも、すぐに手を差し伸べないようにすると、自分で解決する力を養えそうですね。
青山学院大学・原晋監督の選手育成法②言葉のキャッチボールでコミュニケーション能力を高める
大手電力会社の営業マンの経験があった原晋監督は、選手たちとの対話式のコミュニケーションの時間を大切にしています。
会話の内容が薄っぺらいものにならないよう、時には、選手たちが考えていることなどを、掘り下げて聞くこともあるそうです。
「聞く→答える」の繰り返しによって、選手のコミュニケーションスキルが向上するのだそう。
10代のお子さんがいるご家庭では、子どもが難しい時期に入り、親子の会話をあまりしない、というケースもありますよね。
「思春期や反抗期だから仕方ない」と最初から諦めずに、親子の対話時間を大切にすることで、コミュニケーションスキルを高められるのではないでしょうか。
青山学院大学・原晋監督の選手育成法③学年に関係なく連帯感を高め、思いやりの心を育む
体育会系の部活やチームでは、個々の実力に関係なく、学年によって上下関係がはっきりしている場合もあります。
しかし原晋監督は、先輩と後輩の上下関係の壁を取っ払い、先輩と後輩に一緒に掃除当番をさせるなどのスタンスを取っています。
当番などの割り振りを、学年に関係なく平等にすることによって、選手たちの連帯感がより高くなり、相手のことを考えられるようになったそうですよ。
青山学院大学・原晋監督の選手育成法④目標を立てるときは細かく、具体的に!
原晋監督は、選手に週ごとに目標を立てさせ、どこまで目標に向かってできているかの進捗管理を行うそう。
例えば、「1月の第4週は10kmのタイムをあと1分30秒、縮める」など、かなり具体的に目標を立てるよう、促します。
細かい目標を立てることが、選手たちのモチベーションアップへとつながっているそうです。
青山学院大学・原晋監督の選手育成法⑤ポシティブな言葉とユニークなフレーズで、やる気スイッチON!
原晋監督は、ポジティブな言葉を選ぶことによって、選手たちのモチベーションを上げるよう努めています。
監督のポジティブな言葉を常日頃から受け取っているので、選手たちは笑顔で練習に専念し、目標を果たそうとします。
また原晋監督の特徴として挙げられるのが、実にユニークなフレーズで目標を掲げること。
2017年の箱根駅伝の目標は、「サンキュー大作戦」でした。
「サンキュー大作戦」は、「2017年の駅伝が3回目の優勝、駅伝参加が9回目の出場で、支えて下さった方への感謝する」という意味だそう。
数字の「3」と「9」、「感謝のことば=Thank You」とかけているので、実にユニークですね。
原晋監督のネクストステージ:2020年の東京オリンピックで活躍できる選手の育成
原晋監督が掲げている目標の一つが、箱根駅伝から、2020年の東京オリンピックのフルマラソンで活躍する選手を育成することだそうです。
2020年のオリンピックで活躍するには、国内外のマラソンで経験を重ねることが必要ですよね。
大きな目標への準備段階として、今回の駅伝の選手が2月の東京マラソンへ参加する予定です。
これからも、箱根駅伝で活躍した選手たちの活躍と動向に注目したいですね♪
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