世界中で大反響!プログラミングについて学べる絵本
プログラミングが必修化されるかも……とはいえ、コードを書いたりする必要のあるプログラミングを教えるには、親にもそれなりの知識が必要ですよね。
また、パソコンを使えるようになっていなければ、その概念を教えるのも難しいとされていました。
今回ご紹介するこちらの絵本は、コードの書き方というよりは「プログラマー的思考法」についての基本的な考え方を学ぶことができます。
書いたのは、フィンランドのプログラマーであるリンダ・リカウス。制作には、クラウドファンディングで集めた4万ドルが使われるなど、話題となりました。
ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング
¥1,944
販売サイトをチェック「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」はどんな絵本?
この絵本は、純粋に物語として楽しめる前半と、物語で触れた考え方をより深く理解するための練習問題からなる後半の、2つのパートから構成されています。
ストーリーは、主人公の女の子、ルビィが5つの宝石を集める冒険について。
行く先々で出会うペンギンやキツネ、ロボットなどとのを交流を通じて、プログラミングの基礎概念を学べるようになっています。
4歳の娘に試しに読み聞かせてみたところ、普通の絵本としてすんなりお話の世界に入ってくれました。
難しい文章は一切ないので、親の私もスラスラと朗読することができました。また、北欧らしい可愛いイラストが満載なのも嬉しいポイント。
物語は実に62ページ分もあるので、初めから通して読んでも良いですし、1章ずつ集中して読んでも構わないのだそうです。
親子で楽しめる練習問題も魅力!
後半の練習問題パートでは、大人向けに詳しい説明が書かれており、プログラミング、あるいはコードを書くことを感覚的に理解できる問題が掲載されています。
問題といっても、例えばコンピューターに向かってコードを書くときは、「何を」「どの順番でやるのか」を「明確に詳細に指示する」必要がありますよね。
後半の問題では、そんなプログラマー的思考を訓練するために、「歯磨きの順番」という分かりやすい日常的な動作を細かく順番に書かせるなど、子供だけではなく、大人も頭の体操になるようなものばかり。
アルゴリズムやデータ構造といった聞いただけでは難しい概念も、このカラフルな練習問題でスッと頭に入ってきましたし、4歳の子供でも問題を選べば分かるように工夫されていました。
いかがでしたか?
「プログラミングは専門知識だし、私は理系じゃないからわからないわ……。」なんて思われるママも多いかもしれませんが、そんな私でも絵本を読み進めるごとにプログラミングの概念を少しずつ理解することができました。
「コードを書くことが、楽しい遊びごころに満ちているという物語がもっとたくさん必要」という想いで作られたこの絵本は、プログラミング必修化を迎える日本のママたちにとって大きな助けになることでしょう。
気になる方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。