“ダブルバインド親”にならないための対処法①ダブルバインドとは?
“ダブルバインド”(二重拘束)という言葉は、耳慣れないという方も多いのではないでしょうか?
この言葉の意味は、「2つの矛盾したメッセージに、板挟みになる状態」のこと。
1956年に、アメリカの文化人類学者であるグレゴリー・ベイトソンが発表したコミュニケーションパターンなんです。
子育てにおいても、親が気づかないうちに、“ダブルバインド”で子どもを混乱させてしまうこともあるのだそう。
その状態が続いてしまうと、子どもは自己主張することがなくなり、消極的になってしまうそうです。
“ダブルバインド親”にならないための対処法②日常の中に潜むダブルバインド
“ダブルバインド”は、日常の子どもをしつける場面で言ってしまいがちな言葉に潜んでいます。
例えば、公園での場面。帰る時間になったのに、子どもが「まだ帰りたくない」とダダをこねてしまった時のこと。
「じゃあ、ママは先に帰るよ。勝手にしなさい!バイバイ。」と言ってしまったことはありませんか?
それでも子どもがそのまま遊び続けていたら、きっと怒りますよね!
「勝手にしなさい!」と言ったのに、怒る……。
これでは、矛盾した2つのメッセージに、子どもが板挟みになってしまいます。
“ダブルバインド親”にならないための対処法③共感してシンプルに伝える
同じ状況でも、
「暗くなるから帰ろうね」
「まだ遊びたかったね」
と、シンプルな言葉で受け止めてあげると、子どもも納得しやすくなります。
“ダブルバインド親”にならない対処法としては、子どもの気持ちを受け止め、聞く耳を持つ忍耐力も必要です。
“ダブルバインド親”にならないための対処法④この先の楽しみを伝えるのがコツ♪
“ダブルバインド親”にならないためには、子どもの気持ちに共感し、受けとめることが大切です。
しかし、時には子どもが納得してくれないこともありますよね。
そんな時の対処法としては、この先の楽しみに気持ちを向かせる声かけをすること。
「公園から帰ったら、パパとお風呂で遊ぼう!」など、子どもが好きなことを伝えてあげると、“ダブルバインド“にならずに、子どもも納得してくれるはずですよ♪
“ダブルバインド親”にならないための対処法をご紹介しました。
しつけのつもりでも、“ダブルバインド”になってしまっていたな……と思い浮かんだ方も、多いのではないでしょうか?
子どもの心を健康に育てるために、ぜひ対処法を参考にしてみてくださいね♪
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