性別による声掛けの注意ポイント①男の子は強い?
男の子には、強く逞しく育ってもらいたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「男の子だから強い!」「男のくせに泣くな!」「メソメソするなんて男らしくないよ!」
表現をマイルドにしたとしても、このような声掛けをしてしまう事はありませんか?
このような、“男=強さ”を押し付けた声掛けをする事で、子供は自分の気持ちを素直に伝える事が出来ない人間になってしまうかもしれません。
「自分は男だから我慢をしなくてはいけない」と我慢を重ねる事により、限界が来た時に自分ではカバー出来ずに、キレるという爆発を起こしたり、どんなに辛くても弱音を吐けず、自分の殻に引きこもってしまう事もあります。強さを偉いことと教える事で、暴力的な人間になってしまうことだってあるんです。
男の子だからと“強さ”を押し付けるのではなく、1人の人間として、出来ない時には励まして手を差し伸べ、強い心を見せてくれた時には、大いに褒めてあげるようにしたいですね♡
性別による声掛けの注意ポイント②女の子はおしとやかに?
男の子と比べると、女の子は静かでおしとやかというイメージがありますよね。
「うちの子は女の子なのに、なんでワンパクなの。」「女の子なのに体力がある。」「女の子なんだから止めなさい。」そんな声掛けをした事はありませんか?
しかし、女の子だからといって、みんなが同じような思考や好みであるわけではありません。
もしかしたら素晴らしい身体能力を持っているのに、その機能を活躍させる機会を与えなかった事で、衰退してしまう事もあります。
「木登りがしてみたいけど、女の子だから止めておこう」と子供自身で思うようになってしまうかもしれません。つまり、子供の好奇心や挑戦する気持ちすら奪ってしまう事になるんです。また、内気な女性になってしまう事も考えられます。
危ない事をした時や恥ずかしい行動をした時などは、「女の子だから」という言葉は付けずに「危ないよ。恥ずかしいよ。」の言葉だけで十分なはずですよ♡
性別による声掛けの注意ポイント③性別イメージとは違った行動をからかう
「男の子だから。女の子だから。」という声掛け以外にも、性別とは異なる遊び方や振る舞いをした際に、ママがそれをからかう表現をするのもNGです。
男の子がお人形遊びやお化粧遊びなど、比較的女の子が好む遊びをした際に「わぁー男の子なのにやだー」「恥ずかしいぞー」と声を掛ける。
女の子が、男の子の着るようなボーイッシュなお洋服が着たい!と言ってきた時、「女の子なのに男の子みたいで可笑しいよ。」と言ってしまったり。
子供は幼いながらに、親からバカにされた事を察する能力があります。子供にとってみれば、あらゆる興味の中で、色々な事を体験したり感じているだけ。
それなのに、親が持つ性別のイメージによりその行動をからかわれたり否定されてしまったら、心にポッカリと穴が空いてしまいます。何にも悪い事をしていないのに、そんな気持ちにさせてしまうなんてかわいそうですよね。
性別の枠に捉われず、色々な経験をしていく事で子供の心が大きく成長していきますよ♡
性別による声掛けの注意ポイント④どちらの性別も、1人1人の気持ちを受け入れること!
もちろん、男の子と女の子では体つきも違います。最近では男脳、女脳などといって、脳の作りや働き方も異なるとも言われていますよね。
この様に、大まかに分けると男の子と女の子では違った特徴があるというのも事実です。(もちろん、当てはまらない子だっています。)
しかし、私達親が注意したいのは、そのイメージを子供に押し付けない事!
男の子であっても女の子であっても、性別を理由にした声掛けをやめて、その子の気持ちをしっかり汲み取り、何でも受け入れるような子育てを目指したいですね♡
いかがでしょう?
ついつい言ってしまいがちな、性別による声掛けで注意したいポイントをご紹介しました。性別によるイメージに固執せず、伸び伸びと大きな育て方をする事で、その子の個性や才能を伸ばす事にも繋がるかもしれませんよ。
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