祖父母が子どもにどんどん買い与える時、どうしたらいい?《すぐに買ってもらうと有難さが低下する?》
多くのご家庭では、子どもへのプレゼントは時期を決めて購入されることが多いかと思います。ですが、祖父母は、その時期に関係なく物を購入したり、ママが日ごろ子どもに我慢させているのに、すんなりと買い与えてしまうこともありますよね。
そんな時、日ごろ子育ての最終責任者として頑張っているママは、少しおもしろくないと感じる場合もあるかもしれません。
また、本当に子どもが欲しい物かどうかも見極めずに何でも買い与えてしまうと、物を大事にしなくなってしまったり、片付けなかったりと、ママの子育てにも悪影響があると感じやすいのではないでしょうか。
物を大事にしなかったり、片付けないのは、祖父母が何でも買い与えることとは別の原因がある可能性もありますが、祖父母の行動に不満を持っているママは「祖父母のせいでこうなった」と思ってしまうかもしれません。
祖父母が子どもにどんどん買い与える時、どうしたらいい?《ママが主導で、おじいちゃんおばあちゃんにお願いしておく》
では、このような場合には、どうしたら良いのでしょうか?
まずは、日ごろから祖父母には、こちらの大事にしていることを伝えておくといいでしょう。特に、一緒に住んでいない祖父母には、伝えないと理解してもらえないことがあります。
例えば、「大きなおもちゃは誕生日かクリスマスにしていますので、その機会に本人に聞いて買っていただけるとありがたいです」などと、事前に家庭の状況を話しておきましょう。
少し言いにくいことだとは思いますが、言わずに不満を感じるよりは良いのではないでしょうか。
祖父母が子どもにどんどん買い与える時、どうしたらいい?《お礼の言い方を具体的に伝える》
相手が義祖父母ですと、なかなかこちらの気持ちを言えないことが多いですよね。そんな時は、買ってもらう好意に対しては、素直に受け止めましょう。
子どもには、買ってもらうことが当たり前にならないように、「おじいちゃんとおばあちゃんに、きちんと"ありがとう"と言うのよ。」と、お礼の言い方を伝えるチャンスだと思えるといいですね。
そして、 品物を買ってもらえることが一番の喜びにならないように、それ以上の喜びが得られる機会を企画してみてくださいね。子どもでも大人でも、 喜びのおおもとにあるものは「存在の承認」です。
人は、誰かと繋がっていることを感じ、誰かのためになっていることを周りの人との関係性において認めてもらうことで、喜びを感じるものなのです。
祖父母が子どもにどんどん買い与える時、どうしたらいい?《外発的動機付けに頼らず、子どもの心を満たしてあげる》
人が意欲的になるための考え方に、「内発的動機付け」と「外発的動機付け」があります。
お子さんが自分で意味を感じてやる気になる時は「内発的動機付け」と言い、品物を与えることや褒め言葉、賞を与えることでやる気を生み出すことを「外発的動機付け」と言います。
意味を示さずに品物を与えることや褒め言葉、賞などを与え続けると、結果として、やるべきことをしなくなったり、逆にやる気が無くなったりすることがあります。
そうならないためにも、子どものメンタルが安定するよう、「子どものことが大好き」という気持ちを常に伝えて、子どもの心を満たしてあげることが大切です。
祖父母が子どもにどんどん買い与えてしまう時の対策をお伝えしました。
家庭の方針を上手に祖父母に伝えたり、日頃から物を与える以外の方法でお子さんの心を満たしてあげることで、ママもお子さんも気持ちよく過ごせるのではないでしょうか?
大切なのは、物を与えるか与えないかではなく、子どもの心を日頃から満たしてあげることなのです。
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