Q.夕方になると母乳が出にくくなる気がします……
3歳の娘と3ヶ月の息子がいるママです。
2人育児に奮闘する毎日。幼稚園の送り迎えに家事にと、目まぐるしく1日が終わっていきます。
心なしか夕方になると、母乳の出が少なくなり、いつも感じる胸の張りがなくなるような気がするのが悩みです。
「夕方は母乳が出にくくなる」と聞いたことがあるのですが、きちんと母乳が足りているのか心配です。
いくら飲んでも満足しない時があるのはどうして?
結論からいうと、お悩みのような「母乳が出にくくなる時間帯」があるのではなく、「赤ちゃんが母乳をたくさん飲みたい時間帯」があるようです。
赤ちゃんが欲しい時に欲しがるだけ授乳するという、赤ちゃん主導の授乳をしている場合、多くの赤ちゃんは1日の中で母乳を飲むペースに偏りが生じます。
例えば、昼間より夜間にたくさん飲みたい子もいれば、夕方、眠りにつく前にラストスパートとばかりにたくさん飲もうとする赤ちゃんもいるのです。
「空っぽ」のおっぱいには、実はすごい仕組みがある!
赤ちゃんがたくさん母乳を飲みたい時間帯は、短時間で何度も授乳することになるので、さすがに母乳が溜まる時間がありません。
結果的に、「空っぽのように感じるおっぱいに、赤ちゃんがいつまでもしがみついているのを見ると、空腹でかわいそう……」と感じることがあるかもしれません。
しかし実際に母乳は、乳房から除去されるたびに生産スピードが速くなります。
そして赤ちゃんは、ハイペースで生産され続けていてカロリー密度がいつもより高い母乳をせっせと飲んでいる(=普段よりも、よりたくさんのカロリーを摂取している)のです。
出にくくなる時間帯があるのではなく、赤ちゃんの母乳の飲み方に偏りがあるのですね。
母乳が出にくくなる時間帯にお悩みの方は、意外といらっしゃるようです。
1日の中で授乳回数が多い時間帯、おっぱいが張りにくい時間帯があることに、不安を感じる方もいるかもしれません。
そんな方は、「赤ちゃんがスパートをかけてきているんだな」と思って、安心して授乳して大丈夫ですよ。
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