「STOP殺処分!」犬猫を保護する財団を設立
動物の保護・福祉に関して、先進国と比べてはるかに対応が遅れている日本。
毎日、多くの犬や猫が殺処分されており、1年間に全国で10万頭近くの動物が殺処分されているといいます。
そんな現状を救うべく、滝川クリステルさんは、2014年に財団「クリステル・ヴィ・アンサンブル」を設立。
東京オリンピックが開催される2020年を目標に、“犬猫の殺処分ゼロ、放棄ゼロ、虐待行為ゼロ”を目指しています。
動物たちの「声なき声」のために……
滝川クリステルさんが、人間と動物の関係に関心を持ちはじめたのは、10年ほど前のこと。
「自分たちの思いを声に出して訴えることができない動物たちを、このまま無視するのか、耳を傾けるのか、私たちの責任ある選択」
だといいます。財団では、殺処分ゼロを目指すために、
・保護犬の就職支援(セラピー犬、聴導犬など)
・フォスター、シェルター支援
・愛護センターのリサーチ
・啓蒙活動
などの活動に取り組んでいます。
動物たちの「声なき声」のために、私達ができることもあるのではないでしょうか?
被災犬「アリス」との出会い
東日本大震災で問題となった、福島に取り残された被災ペットたち。
滝川クリステルさんは、引き取り手が見つかりにくい「大型犬」がいたら引き取ることを、愛護団体に伝えていたそう。
そこで出会った、ラブラドールの「アリス」。
私の中で大きな環境の変化というか、決断をしたことがありました。福島から引き取ったラブラドールを正式にうちの子として受け入れることになったのです。既に彼女が来てから4ヵ月以上が経ちました。そんな中、彼女の表情がどんどん柔らかくなってきてくれたこと、安心してきてくれていることが何よりも嬉しい変化でした。出典: http://ameblo.jp/takigawa-christel/entry-11015436396.html
滝川クリステルさんのInstagram(インスタグラム)にも度々登場している、アリス。
愛護団体の方から「かなりやんちゃ」と心配されていたようですが、今ではすっかり大切な存在になっているようです。
鈴木京香さんや柴咲コウさんらも賛同!
2匹の猫を引き取っている柴咲コウ(しばさきこう)さんは、「殺処分のことをもっと広めたい」という気持ちから、活動の方法について滝川クリステルさんに相談したそう。
そのとき、「そう思うことが、もう活動の一歩」という返事をもらったんだとか。
そして宮城県出身の鈴木京香(すずききょうか)さんは、滝川クリステルさんが被災犬を保護している頃から、活動を応援し続けているそうです。
また、ペット好きで知られる石田ゆり子(いしだゆりこ)さんも、野良猫の赤ちゃんを保護して育てています。
日本の動物たちへの対応や、里親への協力についても言及し、こうした訴えを広めることも、私達にもできる活動の一つといえそうですね。
海外ではほとんど禁止されている「ペットショップ」
もはや、ファッションの一部となっている日本のペット事情。
ペットショップも人気を集めていますが、海外では動物虐待と考えている国が多く、ペットの販売はほとんど禁止されているといいます。
滝川クリステルさんは、
「飼い主を失っている子たちを自分の家族に引き取るなど、ペットショップで買う以外の選択肢がたくさんある」
と訴えます。
動物は、ペットショップで買うのが当たり前と考える方もいるのではないでしょうか。しかし、売れ残ったペットの行末はご存知ですか?
店名を隠して個人で保健所へ連れていき、最悪の場合は殺処分されるケースも少なくないそうです……。
出演していた報道番組をきっかけに、動物たちの殺処分という悲惨な現状を知った、滝川クリステルさん。
それからは、実際に動物を保護したり、財団「クリステル・ヴィ・アンサンブル」を設立するなど、その行動力には目を見張るものがあります。
あまり知られていない部分ではあるため、まずはこういった状況を知り、伝えることが大切ですね。
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