プロが教える!プレママ期〜産後までのお悩み別《マタニティケア》

美容

女性は年齢のみならず、妊娠、出産を経て、心と体に大きな変化が訪れます。

「いつまでも綺麗でありたい。」「子供の自慢のママでいたい。」と誰もが願うでしょう。

マタニティケアは、外見の美容のみならず、メンタルケアが大切と考えられている今、とても重要視されています。

初産、2人目、3人目の出産、帝王切開など、分娩方法にも違いがあり、悩みやケアも人それぞれだからです。

プレママ期〜産後までのお悩み別《マタニティケア》①初産

年齢や体質にもよりますが、初産は、ある程度注意すれば、体重は自然に戻りやすいでしょう。

しかし、産後のメンタル面の急激な変化については深刻化が進んでいます。他人ごとと思わずに、出産前から頭の片隅にしまっておきましょう。

出産後の女性のうち約10%~15%程度の方が【産後うつ】にかかっているとも言われています。

女性にとってボディラインのケアも重要ですが、メンタル面はその都度対応していかないと、悪い方向へと進んでしまいます。

妊娠中は、「お腹の中の赤ちゃんに逢いたい!」という待ち遠しい気持ちでいっぱい。

しかし出産後は、予想以上に大変な子育ての厳しい現実が待っています。3時間間隔での授乳は当たり前ですが、赤ちゃんは24時間、いつでも泣いて訴えてきます。

一人ではないけれど、他に頼る人がいない毎日では孤独感が増し、世の中で自分だけが大変な思いをしているように感じてしまいがちです。

特に産後1ヶ月は、気兼ねなく誰かに甘えられる状況がほしいもの。

初産ならば、産後3ヶ月は自分の感情の変化に気をつけてみて下さい。そして、一日中誰とも口を聞かないという生活は避けましょう。

「振り返ればあっという間!」と話される先輩ママさんが多いです。自分スタイルの子育てを楽しんでくださいね。

プレママ期〜産後までのお悩み別《マタニティケア》②普通分娩

妊娠が順調に進んでいても、出産が近くなると心配ごとが増えていきますよね。

特に不安を感じる痛みには、「会陰切開」(※)が挙げられます。

赤ちゃんの出口が小さくて、お産が長引くような場合に必要な処置で、胎児がスムーズに通過でき、ママ自身も胎児の頭や肩で腟を傷つけられることが少なくなります。

できれば会陰切開をしたくないという方は、出産前のマッサージやストレッチで会陰部分を柔らかくし、出産時の会陰切開を回避できる可能性を高めてみるのはいかがでしょうか。

会陰の伸びがよくなれば、出産時に会陰が傷つきにくく、出産による傷も小さくて済みます。傷が小さいと出産後も体が楽で、回復が早まるそうです。

会陰切開をしたとしても、会陰マッサージをしておけば、切開の範囲が狭くて済む可能性がありますよ。

【会陰マッサージの方法】

手を清潔にし、指にオイルをつけて直接するか、コットンにオイルをつけてマッサージしましょう。

①指1~2本にマッサージオイルをつけて、膣の周囲を、中心から外に向かって3時から9時の方向にマッサージする。

②会陰と肛門の間を、くるくる円を描くようにマッサージする。

①②を交互に2~5分ほど、週に2~3回を目安に行います。

お風呂上がりは体が温まっているので、オイルの浸透が高まります。会陰部分は肌が敏感ですので、刺激の少ない、自分にあったオイルを選んでください。

マッサージに抵抗がある方は、スクワットやしゃがみ姿勢(ヤンキー座り)をすることで、会陰部分のストレッチになります。

※会陰(えいん)とは……

膣と肛門の間の部分のこと。赤ちゃんが生まれてくる際に、この部分が伸びて出口が広がりますが、分娩時にこの会陰部が十分に伸びない場合には、はさみで切って広げます。

プレママ期〜産後までのお悩み別《マタニティケア》③帝王切開のアフターケア

帝王切開は切開後、およそ1週間ほどで抜糸します(抜糸不要の場合もあります)が、その後も傷跡の変化は続きます。

手術後3ヶ月間は自然治癒力が働きますが、傷跡は徐々に赤くなり、薄くなるまで時間がかかります。

傷跡が目立つか目立たなくならないかは、この時のケアがとても重要です。
 
傷の修復活動が活発なこの時期に、紫外線や乾燥、皮膚のつっぱりなどの刺激が加わると、傷の中の細胞が過剰反応を起こし、傷跡が目立ってしまいます。

帝王切開の傷跡をキレイに治すケア方法として、テーピングが効果的なのでご紹介します。

【テーピングの使い方】

テーピングは、約3cmを傷の向きに直角に、2~3mm重ねながら貼っていきます。
※傷跡が広がらないように、傷を少し寄せながら貼ることが重要。

テープの張り替えを頻繁にすると皮膚に負担がかかるので、2~3日に一度、入浴後のふやけた状態の際に行ってください。

また、傷跡のかゆみでお困りのママさんも多いかと思います。血行不良はかゆみの原因になりますので、マッサージなどで血流を良くしましょう。

どうしても痒みが治らないのであれば、まずはお医者さまに相談してくださいね。

プレママ期〜産後までのお悩み別《マタニティケア》④まだ間に合う産後ダイエット

臨月時の体重は、産前と比べて約10kg近く増加しますが、脂肪の増加はわずが2kg程です。

妊娠時に付く脂肪は、水分を多く含んでいる流動性脂肪と言い、この脂肪は非常に落としやすいと言われています。

しかし、流動性脂肪は半年を過ぎると次第に落ちにくくなる傾向にあるのです。

母乳育児をされていれば、2kgの脂肪は半年ほどで解消できます。

食事制限などの無理なダイエットは、母乳が出にくくなり、基礎代謝が落ちて痩せにくくなりますので、体重を落とすことだけに意識を取られないようにしてくださいね。

また骨盤の歪みや広がりは、内臓を下垂させ、機能が弱まり、代謝も衰えるので太りやすくなります。

産後用の骨盤ベルトを使用して、骨盤の負担を軽減しましょう。産後2~3ヶ月の間での骨盤調整をおすすめします。

ただ、産後の体は筋肉が緩んでいます。広がった骨盤を元に戻しても、骨格の正しい位置をキープするには、筋肉を鍛えなくてはなりません。

特に、骨盤底筋群と腹筋群を意識的に動かすことが、産後ダイエットやスタイルアップを成功に導きます。

臨月時のウエストサイズは、産前に比べて40cm程も大きくなるのですが、それと同時に腹筋が弱くなります。

産後は、体が損傷している状態とも言えますので、経過に合わせて徐々に筋力を高めていきましょう。

さらに産後は、ホルモンバランスが大きく崩れます。体重や骨格が変わるどころか、骨盤周辺の筋肉はボロボロになり、体全体が緩みます。

初産のママさんは体型が戻りやすいのですが、出産人数が増えるにつれて、体型が戻りにくいと悩んでいる方が非常に多いのです。

体を元に戻すには、産後半年までが効果的ですが、3年以内であれば体の組み直しは十分できます。

正しいケアは、産前よりもキレイな体を作り上げるので、産後は自分の体質改善を行うチャンスと思い、決して諦めないでくださいね。

「母は強し!」と言いますが、出産前後の女性の心と体はとてもデリケートです。

後悔して取り返しがつかなくなる前に、自分に合ったマタニティケアを見つけてください。

子供ができると子供が優先で、自分のことは後回しになってしまいますが、自分のことも大切に可愛がってくださいね♪