幼稚園へのお迎えの途中で「大地震」!どう行動するのが正解?

子育て・ライフスタイル

こんにちは、防災アドバイザーの山村武彦です。

みなさんは普段、防災対策をされていますか?世界で起こる地震の約2割は、日本で起こっています。

地震大国である日本で暮らす限り、地震への備えをすることは必須。あなた自身や家族の命を守るのは、あなたしかいないのです。

私は『正しく恐れて正しく備える』という言葉を提唱しています。楽観的になりすぎて何も備えをせず、いざという時に身を守ることができないという事態は避けたいですし、恐れるばかりで備えないのでは、意味がありません。

正しい知識を持って、きちんと備えをすることが大切なのです。

今回は、大地震に備えるための〈ハザードマップ〉と〈持ち歩く防災グッズ〉をご紹介します。

幼稚園へのお迎えの途中で大地震発生!あなたならどうする?

突然ですが、みなさんに質問です。

あなたは、夫と子供(3歳)の3人家族です。毎日、3歳のお子さんを15分かけて幼稚園まで送り迎えをし、その後、会社に出社しています。

ある日、いつものように会社を出て、職場から幼稚園に子供を迎えに行こうとしていたら、大地震が発生しました。

さて、あなたはどうしますか?

すぐに幼稚園に迎えに行って、一旦とどまってから家に帰りますか?
すぐに幼稚園に迎えに行って、子供とすぐに家に帰りますか?
すぐに迎えには行かずに、一旦1人で自宅へ帰りますか?
すぐに迎えには行かず、近くの公園に避難しますか?

まずは「身の安全」!

通常幼稚園では、発災時の「園児引取り覚書」を保護者と交わしています。

東京都等では、「安全が確認できるまで園児を園内か安全な場所に避難させ、安全を確保し保護する」ということになっています。

したがって、まずはご自身の身の安全を図り、幼稚園までの経路の安全が確認できたら、余震に留意しつつ迎えに行きましょう。

幼稚園に到着した後は、幼稚園と自宅とどちらが安全かを考え、自宅に行く方が危険と思ったら、幼稚園か近くの指定避難場所に避難しましょう。

もし、地震発生時にまだ職場にいて、経路の安全が確認できない場合は、職場で様子を見ましょう。

「ハザードマップ」とは?

みなさんは「ハザードマップ」をご存知ですか?

地震や洪水などの自然災害による被害を予測して、被害が及ぶであろう範囲を地図におとしこんだものです。ほとんどの市区町村で作られています。

災害が予測される場所や、被害が拡大する恐れのある範囲やその程度、避難経路、避難場所などの情報がわかるので、ご自身のお住まいの地域のハザードマップは必ず確認していただきたいです。

ハザードマップを利用すれば、災害が発生した際に早く、正確に避難することができますし、二次災害が発生するかもしれない場所を避けることができます。

国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」では、全国のハザードマップを閲覧することができます。

国土交通省ハザードマップポータルサイト

「ハザードマップ」の見方って?

こちらは、渋谷区が出している「渋谷区地震防災マップ(揺れやすさマップ)」です。

近い将来起こるかもしれない首都直下型地震を想定し、渋谷区内の地域の危険度と建物倒壊危険度が表示してあります。

揺れやすさ以外にも、避難所の場所なども記載がありますね。

ひと口に「避難所」と言いますが、みなさんは、避難所に種類があることを知っていますか?

「避難所」には、大きく分けて3種類あります。

●一時集合場所・一時避難所
近くで一旦集合して、点呼をとるための小さな公園や広場。状況を見て、広域避難所に移動する、一時的な避難所のこと。

●広域避難所
小中学校の運動場や大きな公園で、公的機関が定めた場所。火事などの二次災害から、一時的に避難する場所のこと。

●避難宿泊所
学校の体育館や教室で、被災者が宿泊できる場所。

ご自宅や勤務先付近の避難所の特性を把握して、いざという時に、迷わず身を守ることができるようにしましょう。

また「ハザードマップ」によっては、給水所や災害用備蓄庫などの位置が記載されている場合もあります。

記載がなければ、地域のHPや水道局のHPなどで調べておくといいですね。

「ハザードマップ」をもとに家族で話し合おう!

「ハザードマップ」をもとに、以下の手順で家族で話し合いをしましょう。

1.ハザードマップを手に入れる。(国土交通省や地域のHPでダウンロードするor役所で入手)

2.自宅の位置に印をつける。

3.自宅周辺の避難所を確認し、避難場所を決めて印をつける。

4.危険な場所を避けた避難ルートを話し合い、複数の避難経路を記入する。

5.ハザードマップを元に、実際に歩いてみる。

【普段から持ち歩きたい!】ママの防災グッズリスト

続いて、普段から持ち歩きたい、防災グッズリストをご紹介します。

・笛(ホイッスル)……救助を求める際に居場所を知らせるため
・小型懐中電灯……暗闇でも手元や足元を照らすため
・緊急連絡先一覧……携帯電話が通じない時も連絡をとれるように

・携帯電話のポータブル充電器……すぐに携帯電話の充電が切れるのを防ぐため
・手ぬぐい……裂くと包帯の代わりにもなる
・ポケットティッシュ・ウエットティッシュ……様々なシーンで役立つ

・レジ袋……ゴミ袋、トイレの代わりにもなる
・携帯トイレ……トイレが使えない時のために
・非常食……チョコレート・飴など

・ラジオ……情報を得るために
・常備薬・絆創膏……怪我や体調不良に備えて
・生理用品・おりものシート……支援が行き届きにくいので

・小銭……買い物や公衆電話に使える
・防煙マスク……火災の際に煙から身を守るため

これらの防災グッズを、バッグの中でかさばらない小さめのポーチに収納して、いつでも持ち歩くといいですね。

働いている方は、会社のロッカーに歩きやすい靴や水なども常備しておくといいでしょう。

いかがでしたか?

いざという時にご自身や家族の身を守れるよう、「ハザードマップ」を確認した上で家族で話し合ったり、日頃から防災グッズを持ち歩くなど、備えをしっかりしておきましょう。

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