40年を超える長寿番組『徹子の部屋』は<生け花>に注目するべし♪

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『徹子の部屋』は、テレビ朝日系列にて、平日正午に放送されているトーク番組で、なんと1976年2月から40年以上に渡って放送されています!

あなたは、ゲストの横に飾られている「生け花」の存在を気に掛けたことはありますか?

長く愛されている番組には、秘密があったのです。

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矢萩 可南
矢萩 可南
2017.01.22

▶︎今年の2月に42周年目を迎える『徹子の部屋』

女優でタレントの黒柳徹子(くろやなぎてつこ)さんが、毎回ゲストを招いて、インタビューしながら対談を進める『徹子の部屋』。

タレント・俳優・女優・歌手・お笑いタレントだけではなく、作家・政治家など、登場したゲスト数は、延べ1万人以上とも言われています。

40年以上も続いている長寿番組『徹子の部屋』のセットに使われている生け花に関する裏話が、昨年の秋に明かされました!

『徹子の部屋』をご覧になるとき、ゲストの脇にある生け花が気になったことはありませんか?

長寿番組『徹子の部屋』の秘密①▶︎ゲストに寄り添って、お花を生けている

実は『徹子の部屋』のお花は、毎回ゲストの方のイメージに合わせて、本物をアレンジして生けています。1度も造花を使ったことないのだとか!

40年以上、同じ方が生けていて、毎回ゲストのトーク内容や性格を考えて作り上げているといいます。

とある回で、ゲストの女優の帯の柄と同じ花が生けてあった時は、黒柳徹子さんも思わず驚いて、「あっ!」と言ってしまったのだそう。

ゲストや番組を思い、支えている方がいるからこその長寿番組。1万人以上のゲストと同様の数のお花を生けている方の存在も、気になりますよね!

"同じ番組で1万回以上も花を生けていることは、ギネス級!"だと、黒柳徹子さんも讃えています。

▶︎『徹子の部屋』ゲストに寄り添った生け花のアレンジ……ピコ太郎さん

出典:www.tv-asahi.co.jp

昨年、一世を風靡したピコ太郎(ぴこたろう)さんが登場したときには、ゴールドの衣装と相性の良いオレンジ、イエローのお花で、ますます元気なイメージでした。

▶︎『徹子の部屋』ゲストに寄り添った生け花のアレンジ……KABA.ちゃん

出典:www.tv-asahi.co.jp

昨年の春に性別適合手術を受け、46歳で女性としての人生を歩み始めたタレントのKABA.ちゃん(カバちゃん)が登場したときには、新しい門出を祝うかのような清々しいグリーンのお花でした。

▶︎『徹子の部屋』ゲストに寄り添った生け花のアレンジ……高畑充希さん

出典:www.tv-asahi.co.jp

NHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』で主役を務め、国民的女優となった高畑充希(たかはたみつき)さんが登場したときには、可愛らしいワンピースを引き立てるようなポップなデザインのお花でした。

ゲストによって、大きく雰囲気を変えている生け花。

次回から『徹子の部屋』をご覧になるときは、ぜひ注目してみてくださいね♪

長寿番組『徹子の部屋』の秘密②▶︎生放送さながらの臨場感を大切にする黒柳徹子さん

『徹子の部屋』がみんなに愛される長寿番組である理由は、他にもありました。

生放送のような雰囲気を感じ取れるのは、編集を極力しない方針を貫いているからなのだそう。

黒柳徹子さんは、現在のように編集をするという時代に育っていないので、編集をして番組を面白くすることには消極的なのだとか。

編集をしすぎて、ゲストの本音を曲げて伝えてしまったり、臨場感が無くなることを懸念しているといいます。

だからこそ、ゲストが本音でトークをしてくれる、数少ないバラエティ番組となっているのでしょう!

あるときは、このような黒柳徹子さんの意向が、ひょんなことからプラスに働いたことも……。

タレントのボビー・オロゴン(Bobby Ologun)さんが出演した際のこと。

ボビー・オロゴンさんは、生い立ちや日本に来た理由を全てギャグで返し、揚げ句の果てに「ババア、いくつなんだよ。」と発言しました。

すると、本番中にもかかわらず黒柳徹子さんは怒り、「もっと真面目に自分のことを語りなさい。」と諭しました。

カットされてしまってもおかしくないシーンですが、黒柳徹子さんは、

「ボビーさんさえよければ、全部使ってください。その方が、視聴者に理解してもらえて、ボビーさんのためにもなる。」

と言ったそう。

そこでカットをせずに放送したところ、なんとその年の『徹子の部屋』の最高視聴率を獲得したのだとか!

40年以上、真剣勝負でゲストと向き合ってきている黒柳徹子さんだからこそ為せる技ですよね。

長寿番組『徹子の部屋』の秘密③▶︎本番に挑む前の姿勢が凄い!

たくさん撮影して、良いところだけを放送することについては、「ゲストの方に失礼だ。」として、編集しないことにこだわっている黒柳徹子さん。

その分、事前の打ち合わせにかける労力や意気込みは、物凄いものなのだそう。

多忙なスケジュールの合間を縫って、ゲストの情報を1時間以上かけてスタッフから収集し、事前に頭に叩き込む。

最終的な事前打ち合わせの際は、ディレクターと綿密に話の流れや方向性を確認。そのメモをもとに、本番に挑むのだそう。

黒柳徹子さんが早口なので、その分、トーク内容も増えますが、それを台本と編集なしでこなすというのは、本当に凄いことですね。

さらに驚くことに、『徹子の部屋』は1週間分の放送内容を2日間で撮るので、1日に3人〜4人分を撮影するスケジュールなのだとか!

ゲストとメモの内容が交差して、頭が混乱しそうですが、そういったことは今までにないそうです。

『徹子の部屋』は、40年以上続いている長寿番組ですが、黒柳徹子さんご本人が体調不良で休んだことは、一度もないそうです。

本当に素晴らしいプロ意識ですよね。

次回、番組をご覧になる際は、ゲストの横にある生け花にも注目してみてください♡

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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