お手軽薬膳ライフlesson《お茶編》普段の飲み物の働きを知ろう♪

グルメ・レシピ

気温が下がり、温かい飲み物を選ぶようになりましたね。
普段何気なく飲んでいる飲み物にも薬膳的な働きがあるんですよ。季節や自分の体調に合わせて、選んでみませんか?

お手軽薬膳ライフlesson《お茶の働き編》①食材の性質を知ろう♪

薬膳では、食材が「体を温める」「冷やす」などの働きを持つと考えます。その働きは「五性」と言って、「熱」「温」「平」「涼」「寒」の五つに分類されます。

・熱=最も体を温める働きがある。冷えを改善する。
〈注意点〉のぼせやすい人、体に熱がこもる人は取りすぎに注意する。

・温=体を温める働きはあるが、「熱」よりは弱い。   
〈注意点〉のぼせやすい人、体に熱がこもる人は取りすぎに注意する。

・平=体を温める働きも、冷やす働きもない。いつの季節でも、どんな体質の人が食べてもOK。

・涼=体を冷やす働きはあるが、寒よりは弱い。微熱、のぼせやほてりを取る。
〈注意点〉冷えがある人は取りすぎに注意する。

・寒=最も冷やす働きが強い。のどの渇きや痛み、発熱を改善する。
〈注意点〉冷えがある人は取りすぎに注意する。

旬を迎える食材には、季節に合わせたこのような働きが備わっているものが多いです。暑い夏には「微寒」の働きを持つトマトを食べ、涼しくなってきたら「温」の働きを持つ蕪を食べるなど、私たちは昔から自然に薬膳の働きを時期に合った食材で取り入れていたことが分かります。

その中から今回は、私たちが普段よく飲んでいる飲み物の薬膳的な働きをご紹介したいと思います。

お手軽薬膳ライフlesson《お茶の働き編》②日本人には、やっぱり緑茶!

緑茶は「涼」の働きを持つので、体の余分な熱を冷ましてくれます。熱によるイライラを取り、頭をスッキリさせてくれます。この働きからみると、じめじめして蒸し暑い日本の気候にぴったりの飲み物であることが分かりますね。

体が冷えやすい方は温かくして飲んで頂いたり、「温」の働きを持つ「陳皮」というミカンの皮を干したものをプラスすると、冷えすぎなくていいでしょう。

お手軽薬膳ライフlesson《お茶の働き編》③香りからも癒される紅茶♪

紅茶は「温」の働きがあります。動悸を鎮めてもくれますし、リラックスする時に良いですね。生姜紅茶もよく売られていますが、生姜は「熱」の働きを持つ熱性、紅茶は温性なので寒い季節にはぴったりと言えます。

そのほか、チャイなどのスパイスティーに使われるスパイスのクローブ(別名:丁子)は温性、シナモン(別名:肉桂)は熱性です。ベースのお茶に少し食材をプラスすることで、紅茶の持つ働きを増強させて、冷えの症状があるときにぴったりなお茶になります。

ただし、のぼせやほてりがある方は、摂りすぎると症状が悪化することがあるので、気を付けてくださいね。

お手軽薬膳ライフlesson《お茶の働き編》④人気の中国茶~ジャスミン茶~

爽やかな香りのジャスミン茶も女性に人気です。ジャスミン茶は緑茶がベースなので、少し冷やす働きがあります。

薬膳では、気を巡らせてくれる働きがあると考え、ストレスがあるときに適しています。気を巡らせる=イライラをとってくれ、リラックスさせることを指します。

私の薬膳教室では、ローズ(別名:マイカイカ)と合わせることで、気と血を巡らせるお茶としてお出ししています。ローズも血の滞りを巡らせてくれるので、美肌や月経トラブルにもおすすめです。

いかがでしたでしょうか?なんとなくその時の気分で選んでいるお茶にも”働き”があります。

「今日は腰回りが冷えているな」「仕事が忙しくなってきたからイライラしてるかも」「空気や肌の乾燥が気になってきた…」という自分の体調や感情に合わせてお茶を選ぶことでも、手軽に薬膳を楽しむことができます。私も会社に持っていくタンブラーにその日に選んだお茶を持参して、体調管理に役立てていました。ぜひ参考にしてみてくださいね。