プライベート空間と家族時間のバランス:子供部屋は本当に必要?
赤ちゃんのうちはまだ考えないかもしれませんが、子供が徐々に大きくなるにつれて、「子供部屋を作るべきかどうか」という悩みに直面します。
子供部屋自体、日本で一般的な存在として広まり始めたのが、昭和40年代以降と言われています。バブル期にテレビが登場したことがきっかけで、子供部屋が広がっていったとされています。
自分も幼少期に子供部屋を作ってもらったから、という考えで、子供部屋を作ろうと思いがちですが、果たして本当に子供部屋って必要なのでしょうか。
これには、考えの個人差や賛否両論ありますが、「子供の自立」を促すためにも、子供部屋を作ってあげたい!と考える方が多いかもしれません。
ゆくゆくは子供部屋を作ろう、と思われているのであれば、お子さんがまだ小さいうちから考えておきたいですね♪
プライベート空間と家族時間のバランス:子供部屋をつくるタイミングは?
結婚をしてお引越しをする際に、子供部屋のことを考慮してお家を選んだ方もいると思います。
では、一体、どんなタイミングで子供部屋を作るのが正解なのでしょうか?
「幼稚園に入ったら」や「小学校入学のタイミングで」と考えるママも多いようですが、実は、幼稚園や小学校の段階では、子供部屋を作る必要性はそんなに感じないもの。
実際に、幼稚園や小学校のタイミングで子供部屋を作ったママたちの話を聞くと、結局、リビングで家族と過ごしたり、宿題をする機会が多かった、という意見が多数でした。
こうしたことから、子供部屋を作るベストなタイミングは、「思春期に差し掛かるころ」と言えそうです。
一人で考えごとをする時間を作ってあげたり、プライベートな時間を大切に考えてあげるのは、このころからがスタートなんですね。
プライベート空間と家族時間のバランス:子供部屋を作るなら”お約束”を決めよう
子供部屋を作ってみたものの、「やめておけばよかった」と思う親御さんも少なくないのが現実。
例えば、姉妹一緒の子供部屋を作っていたのに、成長するにつれて結局、2部屋用意しなくてはいけなくなってしまった……という例や、帰宅するや否や、すぐに子供部屋に閉じこもってしまい、家族でのコミュニケーションの時間がなくなってしまった、という例など、その内容は様々です。
こうした事態にならないためにも、子供部屋を作る際には、予め”子供とのお約束”を作っておくのが良いのではないでしょうか。
【お約束の例】
・お夕飯は家族そろってリビングで食べる
・寝室は家族一緒の部屋にする
・帰宅したら、まずリビングに寄り、顔を見せる
などと、内容はシンプル、かつ、毎日継続できるものが◎
途中からお約束を作るのは難しいので、子供部屋を与えるときに、こうしたお約束ごとを家族で決めておきましょう。
プライベート空間と家族時間♡大切なのは”家族の向き合い方”
メリットもデメリットもある子供部屋、本当に作るべきなのかどうか、なかなか決定できないご家庭もあると思います。
最後にお伝えしたいのは、大切なのは、子供部屋を作るか作らないか、ということではなく、”家族の向き合い方”だということ。
子供部屋を作るのであれば、どうやって家族でコミュニケーションをとるのかを考え、実行すること。
子供部屋を作らないのであれば、どうやって子供のプライバシーを守るのかを考え、実行すること。
最終的には、こうした家族みんなで向き合う姿勢が、一番重要と言えます。
子供部屋を作る際には、「あって当たり前」の存在にするのではなく、「どんな思いで与えたのか」を子供に伝えておくことも、お忘れなく。
子供部屋作りのポイントについてご紹介しました♪
作りにしても作らないにしてもどちらもメリットとデメリットがありますが、どんな環境であれ、大切なのは「家族の向き合い方」!
インテリアだけでなく、親子のコミュニケーションについても考えていきたいものですね。
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