《奨学金と教育ローンの違い》ママが知っておくべきマネー用語【Vol.10】

大学の入学金や学費は、かなり高額が必要となります。

入学までに貯蓄をしておくことが何より大事ですが、それでも足りなくなってしまったら、どうすれば良いのでしょうか。

そのような時の強い味方が、「奨学金」と「教育ローン」です。

今回は、「奨学金」と「教育ローン」それぞれの特徴と違いについて、お伝えします。

奨学金と教育ローンの違い:子どもが借主の奨学金には「貸与型」と「給付型」がある

教育ローンのお話の前に、奨学金について詳しく解説します。

「奨学金」は、経済的な理由や家庭の事情で、学費の支払いが難しい学生にお金を貸したり、援助する制度です。

卒業後に返済の必要がある「貸与型」と、返さなくても良い「給付型」があります。

入学してから毎月、3万円、5万円、10万円、12万円などの決まった金額が、学生本人の口座に振り込まれます。

貸与型は、在学中の返済は必要なく、卒業してから子ども自身が返済をします。

また同じ貸与型でも、卒業後から利息が付くタイプと、全く利息が付かないタイプがあり、利息が付くタイプの方が採用基準が緩くなっています。

返済不要な点が魅力的な給付型奨学金は、財団や自治体のほか、多くの大学で設置されています。

毎月お金が振り込まれるものですが、減免型といって、入学金や学費から奨学金相当額が免除になり、負担が減るタイプのものもあります。

奨学金と教育ローンの違い:「給付型」の採用基準は「貸与型」よりも厳しい

最初に検討したい「給付型」奨学金ですが、受けるための基準は、貸与型よりかなり厳しいものとなっています。

例えば、入試の成績や家庭の経済事情、住んでいる場所など、そもそも条件に合わなければ、応募すらできません。

学費の支払いが困難になりそうとわかったら、早めに基準などの情報を集めて、準備をスタートしたいですね。

また、貧困に悩む学生が近年多くなっていることを受け、文部科学省により、新たな奨学金制度が導入されます。

2018年度から、住民税非課税世帯の学生を対象に、月額2万円から4万円を給付する給付型奨学金制度をスタートすることが決定しています。(※)

今後は、さらに給付型奨学金の制度が増えていくかもしれませんね。

※私立大の下宿生や児童養護施設出身者ら約2650人については17年度から先行実施

奨学金と教育ローンの違い:親が借主の「教育ローン」は入学前にも借りられる

「教育ローン」は、国や民間の銀行等で扱っています。

奨学金と異なり、借主は保護者となります。

親の年収などをもとに審査して、借入できるかどうかを判断しますが、子どもの学力は問われません。

返済は借入後すぐに始まり、利息は奨学金よりも高くなります。また同じ教育ローンでも、国の教育ローンよりも、銀行や信販系の教育ローンの方が高利息です。

利息は高いですが、一括受け取りなので、一気に多額の出費がかかる学費にも対応できることと、入学前にもお金を調達することができるのがメリットですね。

奨学金と教育ローンの違い:「貸与型奨学金」と「教育ローン」の比較まとめ

うまく組み合わせて利用しよう!

返済負担が少ない順に、

給付型奨学金→貸与型奨学金→国の教育ローン

となりますが、もらえる時期に注意して利用しましょう。

入学後にしかお金を受け取れない「奨学金」では、入学金や前期学費の支払いに間に合いません。その支払いには、「教育ローン」を使います。

また「貸与型奨学金」は、社会人になってから長期間、借金を返し続けなければならず、就職が決まらなかった場合や万が一退学してしまった時には、どう返済していくのかも重要です。

しっかりと子ども自身が調べ、納得した上で利用するようにしましょう。

教育ローンも、親自身の老後資金の貯蓄と合わせて返済しなければならないので、安易に借りるのではなく、熟慮の上、家計の見直しも合わせてするべきです。

また、奨学金よりも金利が高いため、親子で協力して奨学金を返済する方法も視野に入れましょう。

なるべく利息を減らせるバランスで、奨学金と教育ローンを上手に組み合わせるとよいですね。
「奨学金」と「教育ローン」のそれぞれの違いやメリット、デメリットを理解し、子どもの将来のために、しっかりと学費の調達準備をしておきましょう!

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この記事を書いた人

鈴木 さや子/ファイナンシャルプランナー

鈴木 さや子

【肩書き】
ファイナンシャルプランナー

【経歴】

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