投げる?保存?歯医者さんが教える《抜けた乳歯の上手な保管方法》

お子さんの抜けた歯、みなさんはどのようにしていますか?
成長を願って投げたり、思い出として保管したり、お家や地域によって様々です。知らないうちに抜けていた、ということも多いかもしれませんね。
今回は抜けた乳歯の保管方法などを、歯科医師でありママである私がお話します。

抜けた乳歯の上手な保管方法<1>日本では一般的…投げる?

昔から「健やかな体に育つように」という願いを込めた言い伝えやおまじないが各地に多く伝えられていて、歯に関しては上の乳歯を床下へ、下の乳歯を屋根上へ投げるというのが一般的です。これは続いて生えてくる永久歯を投げる方向へちゃんと導いてくれるように、というおまじないだそうです。

その時「ネズミの歯のように強くなーれ!」と言うようですが、ネズミの歯が後から後から伸び続けることにあやかったと言われています。

私も小さい頃に歯を投げた記憶がありますが、最近では住宅事情から、なかなか気軽に投げられない…というご家庭も多いようです。

抜けた乳歯の上手な保管方法<2>欧米では…枕の下?

同じようなおまじないは世界各地にあり、お願いする相手もネズミはもちろん、小鳥、お月さまなど。そして方法も、投げたり畑に埋めたりと様々です。

欧米では抜けた乳歯を枕の下に置いて寝ると、歯の妖精「Tooth fairy(トゥース フェアリー)」が集めに来て、代わりにコインを置いていくと言われています。妖精はきれいな乳歯しか持って行ってくれないということで、むし歯予防のための戒めにもなっています。

歯が抜けそうな子に”もうすぐ妖精が取りに来るよ”なんて言うと、子供も楽しいのではないでしょうか。

抜けた乳歯の上手な保管方法<3>乳歯ケースも様々

最近では、抜けた乳歯をケースに入れて保存するご家庭が多いようです。可愛らしい小さな歯は、お子様の成長の証として良い記念になりますよね。

歯並びと同じように穴が開いていてそこに保管できるようになっているものや、まとめて保管できるタイプ、本当の口の中のように立体的に保管できる歯の模型のような物、抜けた日付や場所、エピソードを書き込むものなど、本当に様々なもがあります。

せっかく保存しておくのですから、こういったケースを利用するのもオススメです。そして、お子様が大きくなったときまで綺麗に保存しておきたいママに、歯科医の観点から乳歯の上手な保管方法をご紹介いたします。

抜けた乳歯の上手な保管方法<4>歯科医がオススメする”乳歯の洗浄方法”

抜けたばかりの乳歯には血液やタンパク質が付いていて、そのまま保存すると雑菌が繁殖したり、変色したりしてしまいます。やはり、きちんと洗浄してから保存されると良いでしょう。

ご家庭ではオキシドールに漬けておく方法がオススメです。オキシドールは血液等のタンパク質を分解しますし、殺菌作用もあります。

《必要な物》
・オキシドール
・入れ物(何でもOK。ペットボトルの蓋などでも。)
・歯ブラシ(使い古して捨てるもの)
・歯間ブラシ、もしくはつまようじ(根元や細かいところの汚れを取ります)
・コットン

《方法》
①入れ物にオキシドールを注ぎ、乳歯を漬ける。シュワシュワ泡が出るので、そのまま一晩漬けておいてください。

②翌日、乳歯を取り出し、歯ブラシを使って流水で洗い流す。取りきれない汚れは歯間ブラシやつまようじを使う。
③コットンの上に置いて、しっかり自然乾燥させる。

他にも、少し薄めたキッチンハイターに漬けて置く方法や、熱湯消毒をする方法もあります。せっかくのお子様の記念ですから、ひと手間かけてバッチリ綺麗な状態で保管しましょう。
いかがでしたか?
乳歯の時期は本当に短くあっという間です。
お子さんの成長の記念に、思い出に、ぜひ乳歯を大切に保管してみてください。

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この記事を書いた人

中田 彩/歯科医

中田 彩(なかた あや)
愛知学院大学 歯学部 卒業。歯科医。日本歯科大学附属病院 総合診療科勤務後…

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