【防災こそママの出番】地域を見直し備える2つのポイントとは

子育て・ライフスタイル

2016年4月14日に熊本で起きた地震による災害の大きさが日々、伝えられていますが、私たちができることは何なのでしょうか。

家庭内はもちろん、地域の防災のあり方や私たちの姿勢について、今一度見直していきましょう。

【なぜ防災こそママの出番?】 男性98人、女性2人の現実……

「2,5%」この数字が何を示しているか、わかりますか?

地域防災に関わる地域自治委員の女性の割合です。

100人のうち女性が約2人、という計算です。女性といっても年齢は幅広く、その多くは高齢者で担っているのが、現在の自治体の現状です。

また、市町村防災会議では「0,6%」、県防災会議では「4,7%」、消防団員に至っては「0,8%」という女性の割合になっています。(※1)

【なぜ防災こそママの出番?】今こそ地域と家族をつなぐ機会に!

"「誰かがやってくれる」では、家族や大切な人を危険に晒してしまう、ということを知って欲しい。"

東日本大震災で被災し、岩手県陸前高田市で避難所生活を送った防災士の方の言葉です。

地域の防災の決めごと1つにしても、普段から「誰かがやってくれているから、いいか。」では、後でご自身や家族が困るかもしれません。

自分の生活圏内について、誰かに任せてばかりですと、万が一の時に対応ができなくなってしまいます。

【地域の防災ポイント①】防災管理者は誰?

・自治体の防災訓練はいつか
・避難場所はどこか
・避難場所へ行くためのルート

以上を、きちんと確認しましょう。

中でも、マンションに住んでいる場合は、防災管理者(防火管理者と呼ぶ場合もあります)が誰なのかを把握しましょう。

消防法施行規則第3条10には、年2回以上、消防訓練を実施しなければいけない建築物が規定されていますが、マンションの場合、この規定には該当しません。

マンションには大家さんが住んでいない場合も多く、どこに何があるのかを把握している管理者が不在の場合があります。

まずは、管理会社に確認するなど、具体的な行動をとりましょう。

【地域の防災ポイント②】備蓄の中身は何がある?

熊本地震や過去の震災を振り返ると、食料品、衣類の他に、最も足りないと呼びかけられているのは、紙おむつ、母乳パット、生理用品など、特に【育児真っ最中のママに必要なものばかり】です。

地域の備蓄を考える場にママの声がもっと届けば、災害時に役に立つ場面が増えるはずです。

備蓄品は、避難場所指定をされている公共施設、自治体の持っている倉庫にある場合が多いです。

積極的に学校や自治体に問い合わせ、【ママが自分の目で確かめる】ことが大切です。

「被災時に欲しかったものは何か」という記録から、特にママ視点で抜粋すると……

・避難所のリーダーに女性を配置してほしい
・生理用品の手渡し方法に配慮がほしい
・子どもの預け合いで母親の休む時間をつくってほしい

などがありました。

女性でなければ、ママでなければ気付けない視点を、地域の防災を考えていく場に届けていくことが、災害時に、私たちママの生活を左右することになるかもしれません。まずは出来ることから、始めていきませんか?

(※1)「女性の視点からの防災対策のススメ」
大分県生活環境部  県民生活・男女共同参画課 防災危機管理課
http://www.againstgfb.com/05-0d.pdf

東日本大震災、体育館避難所で起きたこと 佐藤一男 / 防災士
http://synodos.jp/fukkou/14462

『こんな支援が欲しかった!〜現場に学ぶ、女性と多様なニーズに配慮した災害支援事例集』
減災と男女共同参画 研修推進センター
http://gdrr.org/2014/05/149/

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。