「ゴミを置きっぱなしの夫。自分でゴミ箱に捨てさせるにはどうしたらいい?」
主人とは、学生時代に同棲してから結婚しました。同棲時代に、家事をしてあげていたため、結婚してからはゴミ問題で悩んでいます。
というのも主人は、ゴミを捨ててくれないのです。食べたスナック菓子の袋はテーブルの上にそのまま。飲んだ缶ビールの空き缶もそのまま。洗濯物は床に脱ぎっぱなしです。
朝、クリーニングに出しているシャツを着ていく際にも、破ったビニール、ハンガーを床にポイッとしたままです。
何度言っても捨ててくれないので、専用のゴミ箱を置いたり、私も片付けずに1週間置いたままにしてみたりしましたが、なおりませんでした。
どうしたら、ゴミを捨てられるようになりますか?4歳の娘がいるため、教育のためにもきちんと捨てるようにして欲しいです。
(31歳・主婦)
ご主人は「何が問題なの?」と思っているかもしれません……
わかります!私も妻に、もっと綺麗好きになってもらいたいと思っていました。笑
実はこれは、とっても難しい問題です。あなたがいくら指導をしても、彼には理解できません。
なぜならご主人は、部屋が綺麗なことに価値を感じていないので、いくら汚れても、全然気にならないのです。
「子どもの教育上良くないから」という理由で妻から注意をされても、夫としては、「何が問題なの?」と思っていることでしょう。
掃除をしなくても死ぬわけではなく、人に迷惑をかけているわけでもないのに……というのが、ご主人の正直な気持ちです。
もちろんそれは、奥さんへの甘えですね。きっと会社では、そこまでだらしなくないはずです。
掃除・洗濯・料理が嫌いな人もいて当然!
私も、同じような問題を抱えていました。妻がなかなか食器を洗わないのです。
3日放置するぐらいは日常茶飯事。あまりにもイライラしたので聞いたところ、「私、お皿洗うのキライなの!」と言うではありませんか。
私は驚きました。お皿を洗うのが嫌いな女性がいるなんて……!私の母は、食後すぐに洗っていたのにと思うと、ショックでした。
2日間、そのことを考えました。そして3日目の朝、パァっと目の前が明るくなりました。
「女性は家事ができて当たり前」というのは、私の身勝手な思い込みだと分かったのです。
女性だって、皿洗いが苦手な人も、掃除、洗濯、料理が嫌いな人もいて当然です。思い込みって怖いですね、我ながら情けないです。
妻はイヤイヤながらも食器洗いをしてくれていたんだと分かったとき、とても申し訳ない気持ちになりました。
そしてもうひとつ。汚い食器が置いてあって嫌な気持ちになっているのは、私自身。ならば私がやればいいんだ!ということに気づいたのです。
すごく楽になりました。というわけで、今では7割ほど私が食器を洗っています。
ところが、私が洗うようになってから、なぜか妻が1〜2日以内に食器を洗うようになったのです。望んでいたわけではなかったのですが、やっぱりうれしいですね。
食器を洗う妻を見て感謝の言葉を伝えると、妻もまんざらではないようです。
ご主人の価値観を変えるよりも、受け入れて自分で片付けるほうが気持ちいい!
というわけで、綺麗な部屋にしておきたいのがあなたであれば、もう躊躇なく、ガンガン捨てる&片づけましょう。その方が100%気持ちいいはずです。
例えば、4歳の娘さんといっしょに「おかたづけ大会」をしてみるのはどうでしょう!スナック菓子の袋はどっちが先にポイできるかな競争です。
パパが食べ終わるのをふたりで待っている姿は、まるで椅子取りゲーム。
がんばっているママの背中を、娘さんはちゃんと見ています。大丈夫!大人になったとき、「パパってだらしないよね〜」ってふたりで笑っていますよ。
ゴミが平気なご主人の価値観は一生変わりませんが、実は、夫に「ゴミを捨てる努力をしてもいいかな?」と思わせるための方法は存在します。(努力がいるのです!)
それは、相手の価値観を受け入れること。「この人はゴミ平気人間だ!」と受け入れるのです。
「そんなことができるなら、さっさとしているのに……!」と思った方も多いはず。
そこで、ひとつ実践してみていただきたいことがあります。
"こんな夫だけれど、それでも一緒に夫婦でいたいのはなぜか"と、自分に問いかけてください。夫の好きなところを10個、頑張って書き出しましょう。
その上で、夫に自分の価値観を押し付けるべきかどうかをよく考えてみるのです。
「う〜ん。悔しいけれど、やっぱりこの人が好きだなぁ〜。」と思えたら、もう諦めて受け入れた方が楽です。笑
私が「掃除が嫌い」という妻の価値観を受け入れることができたのも、妻が私の多くを受け入れてくれたからでした。
それがなければ、今でも私は否定し続けていたでしょう。妻には心から感謝しています。
受け入れることができれば、私の妻みたいな変化がご主人に起こるかもしれません。すごく小さな変化かもしれませんが、決して見逃さないでください。
もしもご主人の変化を見つけたら、思いっきり感謝してあげてください。それができれば、笑顔がたくさんの明るい家族になりますよ!
いかがでしたか?ご主人の価値観を変えるよりも、自分で楽しく家事をしたほうが明るい家庭が築けそうです。
受け入れることができたら、嬉しい変化が訪れるかもしれませんよ♪