カロリーは足りても栄養不足!見落としがちな“新型栄養失調”の恐怖

カロリーは足りても栄養不足!見落としがちな“新型栄養失調”の恐怖

豊富な食べ物が手に入る今の時代。栄養不足とは無縁の世の中になったと思いつつも、意外や意外、最近では“新型栄養失調”という新しい種類の栄養失調の方が増加しているのだそう。

特に、食べる事に慣れていない幼い子供は、親の食生活や食育への考え方が大きく影響するもの。

自分自身が食生活についてあまり深く考えていない方や、お子さんの好き嫌いが激しい場合には、新型栄養失調について知っておく必要があります。

今回は、症状が出にくく気付きにくい、新型栄養失調についてご紹介します。

新型栄養失調とは?

栄養失調とは、食べ物や飲み物が満足に摂取できず、栄養が慢性的に不足してしまう症状。

はるか昔は日本でも多く見られ、エネルギー&栄養素が足りないことにより、体が極端に痩せ細り、日常生活を送るのが難しくなってしまったそうです。

そんな栄養失調とは異なり、子供から大人まで多く見られるようになったのが「新型栄養失調」。

こちらの新型は、カロリーは十分に足りているものの、必要な栄養素が慢性的に不足することで、結果として栄養失調状態に陥ってしまう……というものです。

今までの栄養失調とは違い、カロリーは足りているため、痩せ細ることもなく、体はふっくら。

食欲は満たされているため、周りはもちろん、自分自身も新型栄養失調に陥っていることには気付きにくいのが特徴の1つです。

今まで新型栄養失調は、どちらかと言うと高齢者の方に多く見られていました。

高齢者の方は、柔らかくて食べやすい食事に偏ってしまうため、お肉などのタンパク質が極端に減少。骨や筋肉が弱ってしまうといった傾向にありました。

しかし最近では、炭水化物中心の食生活に陥るファミリーが急増。また、ヘルシー志向のおかげで、野菜やスムージーのみを中心とした食生活も話題となっています。

そんな社会的な影響もあり、近年子供からお年寄りまで幅広い年齢の間で、新型栄養失調が広まっていると言われているのです。

こんな事はありませんか?

新型栄養失調に陥ってしまいがちな、主な食生活の例をご紹介します。

・食事をパンやおにぎりなどの炭水化物のみで済ませることがある
・暑くなって、固形物や油物をなかなか受け付けない
・食事制限を兼ねたダイエットをしている
・甘い食べ物が大好きで、食事を制限しても食べたい。または甘い食べ物のみで食事を完結できる

・スムージーやたっぷり野菜などで、一食を済ませることがある
・子供が偏食のため、食べてくれるものなら何でも与えたいと思う
・子供が喜ぶものをなるべく食べさせてあげたい

どの項目においても、1つや2つ当てはまるのではないでしょうか?

しかし、上記のような食生活を続けていくと、カロリーのみが吸収され、摂っているはずの栄養素は吸収されないという現象に陥ってしまうのです。

食事の栄養素は、他の栄養素と相まって吸収されやすくなるもの。

例えば炭水化物は、ビタミンB1があるからこそ、エネルギー源として活躍できます。炭水化物のみの摂取では、エネルギー源として使い切れない状態に……。

また、スムージーやサラダのみの食生活も注意が必要です。

ヘルシーと思われがちなこれらの食事も、しっかり見てみると糖分過多になっていたり、過度な食物繊維の摂取により、便秘を促してしまうことも。

新型栄養失調の特徴として、目立った兆候が見られないといった難点が挙げられます。「もしかしたら新型栄養失調!?」と疑っていただきたい兆候として、

・頭がボーッとすることが多い
・体が重くて疲れやすい
・集中力がない
・寝付きが悪い
・昨日、今日の1日の食事メニューが思い出せない

などが挙げられます。

ただし、これらは睡眠不足や育児疲れなどの症状とも同じなため、見逃しやすいもの。

特に夏の時期は、誰もが少なからず感じる症状でもあるため、更に気付きにくくなります。

まず大切なことは、新型栄養失調のしくみや特徴をしっかり頭に入れて、自分や家族の食事をしっかり管理すること。これに尽きますね。

新型栄養失調に陥らないために……

最後に、新型栄養失調に陥らないために実際にできる対策をご紹介します。

1番大切なのは、カロリーだけではなく、タンパク質、ビタミン、ミネラルを毎食バランスよく摂ること。

具体的には、

①野菜を摂る

→1日の野菜摂取必要量は350gとされています。難しいと思われがちな野菜の量ですが、トマトは1個で200g。困った際には、トマト缶などを代用してもOKです。

野菜を摂取せねばと思うと、多くの野菜をカットして洗って……など、面倒に感じる方もいらっしゃいますが、冷凍野菜などを使っても大丈夫。

コンビニなどでも、手軽に野菜を使ったメニューが手に入りますし、カット野菜も販売されています。

野菜を摂取する習慣がなかった方は、そのような便利野菜を活用することから始めてみましょう。

②タンパク質を摂る

→忙しい毎日の中で、毎食しっかりとタンパク質を摂るのは難しいと感じるかもしれません。しかし、意識してみると意外にも簡単なもの。

缶詰のお豆やお魚などは、自宅に常備しておくだけでOKですし、ゆで卵や蒸し鶏などを作っておくと、とっても重宝しますよ。

調理の手間のない、納豆やお豆腐なども助かる存在。

おうどんやお蕎麦などの炭水化物が多めのメニューの際は、海老天や鳥天、冷奴、ほうれん草のおひたしなどを追加するとバランスが良くなります。

結果的にカロリーは増えますが、バランスで考えると、こちらの方が断然ヘルシーで健康的です。

③1日に200gのフルーツを摂る

→糖分が高いと思われがちなフルーツですが、抗酸化作用の高いビタミン類が豊富に含まれています。

旬のフルーツを楽しむつもりで、1日200g程度を午前中やおやつに食べましょう。

非加熱で摂ることが必須ですので、缶詰やジュースはカウントしません。
「こんなに恵まれた今の時代に、栄養失調なんてありえない!」と思いがちですが、選択肢が増えている今の時代だからこそ、個人の趣向に偏り、栄養失調状態になってしまうもの。

最近、何だか調子の悪い日が続いている。やる気が出なくて元気がない。子供が癇癪(かんしゃく)を起こしやすくなった……など、気になる不調の原因は、その食生活の偏りによって生まれた栄養失調かもしれませんよ!

ぜひ今一度しっかり食生活を見直し、家族の笑顔と健康を支えてあげたいものですね。

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この記事を書いた人

牧村麻美

学生時代から読者モデルやお天気キャスターなどの活動をしており、現在はママ雑誌の読者モデルやヘア撮影…

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