他にも真相があった!?あの「名作絵本」に込められたメッセージとは

Baby&Kids / Life style

普段、何気なく子どもに読んでいる絵本に、どんな意味が込められているか、考えたことはありますでしょうか?

絵本は、読んだ人それぞれの捉え方があるものですが、作者が作品にメッセージや教訓を込めている場面もあります。

今回は、『スイミー』や『はらぺこあおむし』などの名作絵本に隠されたメッセージについて、ご紹介します。

Rei Tanaka
Rei Tanaka
2016.10.17

“力を合わせる大切さ”だけの話じゃない『スイミー』

出典:www.kogakusha.com

国語の教科書にも出てくるほど有名な絵本『スイミー』。

名シーンといえば、スイミーが目になって、みんなで力を合わせて大きな魚に対抗する場面ですよね。

「みんなで協力する大切さ」を語る絵本と思われていますが、作者のレオ・レオニ氏によると、実は「自己発見と自己実現」という深いテーマがあるそう。

それは、「ぼくが目になろう」のセリフに集約されており、人にはそれぞれの個性と役割があるということを伝えています。

さらに、作者が特に絵の表現力を注いでいるシーンは、スイミーが海を泳いでいる場面です。

一人ぼっちになって、初めて大きな海という世界を自分の目で見て、楽しさを知る。

自分とは何かを発見し、自己認識を深めていく話でもあります。

しつけのための本ではない『ねないこ だれだ』

出典:www.ehonnavi.net

寝かしつけのための絵本と思われている『ねないこ だれだ』。

実際に、なかなか寝ない子がおばけに連れていかれてしまうシーンがあり、親としては「早く寝ないとおばけが出るぞー!」と脅す意味で捉えがちですが、実は違うそう。

子どもなら「おばけの世界へいってみたい」と思うもの。親心とは裏腹に、子どもたちはドキドキと楽しんで見ています。

絵本に出てくるおばけは、子どもを脅すおばけではなかったのですね!

子どもにとっておばけは、「ちょっと怖いけど、やっぱり好き!」とドキドキしながらも興味のある存在です。

“怖い”という感情は、“楽しさ”や“喜び”といった感情を育てる大切な要素とも言われています。

人気の理由は、そんな感情にも隠されていたんですね。

ジャンクフードは良くないと教える『はらぺこあおむし』

出典:www.kaiseisha.co.jp

どの家にも1冊はあるといっても過言ではない、名作絵本『はらぺこあおむし』。

この1冊で、仕掛け絵本としての楽しさ、食べ物や数字の言葉、曜日や自然などの社会について学ぶことができます。

子どものための本と思われますが、その裏で、親へのメッセージも読み取ることができます。

出典:www.kaiseisha.co.jp

チョコレートやアイスクリームを食べすぎたあおむしは、お腹が痛くなり、葉っぱを食べて元気になります。

「ジャンクフードの食べ過ぎは体に悪い。野菜を食べよう。食べたものが体になる」と捉えることができます。

またあおむしは、ただひたすら食べて、そしていつの間にか立派な蝶に……。よく考えると、人間の赤ちゃんと似ていませんか?

最初は、ただひたすら寝ておっぱいを飲んでいたが、いつの間にか成長して動き回る。

シンプルな話なのに、「人生」について感じることができます。親目線で読んであげると、また違った見方ができるかもしれませんね。

<番外編>『おおきなかぶ』が抜けなかったのはおじいさんのせい!?

出典:www.ehonnavi.net

「うんとこしょ、どっこいしょ」という掛け声で大人気の名作絵本『おおきなかぶ』。

おじいさんがおばあさんを、おばあさんを孫、孫を犬が……とみんなで力を合わせてやっとカブを抜くことができます。

しかし、カブを抜いているシーンの、おじいさんの足元に注目してみてください。なんと、おじいさんが足でカブを押さえているんです!

抜ける時は、おじいさんは足を離しています。

そして、後ろにいるおばあさんは、なぜかニヤニヤした表情で「おばあさんは、おじいさんがわざと押さえていることを知っているのではないか」なんて憶測も♪

それが真相かは定かではありませんが、想像してみるのも楽しいですね。

ぜひ、実際に絵本を手に取って探してみてくださいね。

いかがでしたでしょうか?

基本的には、絵本を読んだ人が感じたことが全てですが、「作者が何を伝えたいのか」「このシーンにはどんな思いがあるのか」を考えて読んでみると、また違った読みものになるかもしれません。

新しい絵本に出会ったら、作者のメッセージもぜひ併せてチェックしてみてくださいね。

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