真面目なママが陥りやすい?子育ての落とし穴4つ

子育て・ライフスタイル

"褒める育児"が全盛期の今、「褒めて育てたほうがよい」と聞いて子どもを褒めてみたものの、子どもの反応が今ひとつだったり、余計なひと言を言ってしまったためにミスコミュニケーションになってしまった経験はありませんか?

今回は真面目なママが陥りやすい、褒め方と叱り方の落とし穴を4つご紹介します。

褒め方の落とし穴!《子どもを下心から褒めてしまう》

今は"褒める育児"が全盛期ですが、褒め方を間違えると子どもの心を傷つけてしまうことになる場合があります。特に子どもの心を傷つけてしまうのが「何かをさせようという意図を持った下心が見え透いた褒め方」です。

例えば子供が何かを手伝ってくれた時、「ありがとう」と言ったあと「○○も出来るよね!」と新しい仕事を与えたり、算数のドリルを終えた時「よく頑張ったね。次は国語のドリルもやってみようか!」と次の課題を与えたり…。

褒め言葉と次の要求がセットになっている褒められ方では、子どもは「操作されている」と感じてしまいます。

私の講座に来ていたママが、幼い頃にご自身の親に対して「100点のテストは褒められたけれど、次も100点でないと親に満足してもらえないのではないかという不安をいつも抱えていた。」と話していたことが印象的でした。親の愛情を得るには結果が伴わないといけない、と思っていたそうです。

親の下心が伝わってしまったり、親が結果だけしか見ていないと感じると子どもの心は傷ついてしまいます。

叱り方の落とし穴!《感情的になることに罪悪感を持ってしまう》

子どもを叱っている内に、感情が高まって大きな声をあげてしまった経験はありませんか?時間が経って冷静になると、「言いすぎた…」と自分の言動や行動に罪悪感を持つママはとても多いものです。

「端的に叱って、注意してほしいことを諭す」ことが出来たらいいのですが、ママも人間ですから感情が付随するのは自然なことです。ただ、子どもの悪い行為を叱っても、人格までは怒らないようにしてください。

「だからあんたはダメなのよ~」のような言い方です。間違った行為はきっとあなたにもありますよね。しかし、その行為をするあなた自身を否定されたら、どんな気持ちになりますか?

叱っている時に大切なのは「今、自分は感情的になって怒っている」と自己理解すること。怒りを悪い感情だと思わなくていいのです。

ここぞという時のために、感情的になって怒ることを出し惜しみするのも大切です。例えば、子どもが「人に迷惑をかける」「生死にかかわること」など、本当に悪いことをした時は親は体全体で制止をかける勢いが必要です。

いざという時のために「怒る」は特別な行為にしてみてはいかがでしょうか。

褒め方の落とし穴!《他の子と比較してしまう》

テストの結果に「○○ちゃんは何点だったの?」とお友達の点数を聴いて「○○ちゃんよりがんばったね~」など、お友達や兄弟と比較されることは子どもにとって嫌なことです。

比較するなら、その子の過去と比較しましょう。「この前はココが出来なかったけれど、今回はココがとてもよく出来ているね。」など、頑張って取り組んだ姿勢とプロセスに着目して、ママの素直な感動を伝えるようにしましょう。

オススメの褒め言葉は「すごい!」「なるほど」「面白い(ビックリした)」です。子どもは褒められた時、「言葉」よりも「気持ち」を敏感に感じ取ります。子どもを褒める時は、ママの純粋な気持ちや感動を伝えた方が子どもに伝わります。

そして、体のどこかに触れてあげることも大切です。頭をなでたり、ハグしたり、大きい子ならハイタッチしたり、遠くにいる時はOKサインをして見せるなど…素直なフィードバックの方が気持ちが伝わりますよ。

叱り方の落とし穴!《ルールが曖昧になってしまう》

昔の日本なら町内に一人くらい恐いおじさんが居て、子どもが悪いことをしたら他人の子でも世の中の常識やルールを教え諭してくれたものです。しかし現代は、他人に口出しすることはタブーとなっています。

ママ達自身も「ものの道理がわからない」と思う方も多いと思います。何をどう注意すればよいのか?ママ達自身も戸惑っているように感じます。

とはいえ、お子さんにものの道理やルールを教えるのは親の役目です。「病院は具合の悪い人が来ているところなので騒がない」と子どもに教える必要があります。間違っても「看護婦さんに怒られるから騒がない」のではありません。

バスの中で「運転手さんが怒るから騒がないで!」と言ったママに、運転手さんがマイクを通して「私は怒りませんが、皆さんの迷惑にならないようにしましょうね。」とアナウンスした、というユーモアのあるお話があります。

気持ちよく生きるためのマナー、生活の知恵、公共でのルールをこの機会にママも一緒に学ぶ姿勢を持ってみてはいかがでしょうか。

子どもへの褒め方と叱り方の落とし穴についてご紹介しました。

心にもないことを言って褒めても子どもは見抜きますし、感情的に怒ったとしてもそれが愛情だと伝われば受け止めてもらえます。褒め方も叱り方も、子どもに一番届くのはママの素直な気持ちです。子どもにも自分の気持ちにもしっかりと向き合っていきましょう。

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