0歳児から読める「あかちゃん絵本」松谷みよ子さんの世界の魅力とは

子育て・ライフスタイル

赤ちゃんにとって、とても大切な遊びのひとつが、お母さんや大人から読んでもらう「絵本の読み聞かせ」。でも、まだ0歳の赤ちゃんには、絵本は分からないのでは?と思っている方もいるのではないでしょうか。

そんな方に知っていただきたいのが、赤ちゃんのための絵本を作った、松谷みよ子さんの作品です。今回は、松谷みよ子さんと、その代表作の魅力をご紹介します。

榮樹実
榮樹実
2016.02.04

松谷みよ子さんの0歳児から読める「あかちゃん絵本」①日本で初めての赤ちゃん絵本の作者

赤ちゃんの遊びや知育、脳の発達に欠かせない絵本。
絵本を読み聞かせてもらい、その世界観に触れることで、赤ちゃんの想像力が広がっていきます。音や色彩などの様々な刺激は、赤ちゃんが「楽しい」「嬉しい」という感情を持つだけでなく、脳の発達をどんどん促します。

今でこそ赤ちゃん向け、o歳児からでも読める絵本というのをよく見かけますが、実は、赤ちゃん向け絵本の歴史はまだ半世紀ほど、というのは知っていましたか?
なんと、1960年代には、ほとんど乳児向けの絵本という物はなかったそうです。

そんな中、日本初のあかちゃん絵本を生み出したのが、童話作家であった松谷みよ子さんです。

17歳の頃から童話の執筆を行っていましたが、赤ちゃんには絵本が分からないと思われていたことから、赤ちゃん向けの絵本が皆無だった時代に、「赤ちゃんでも絵本が必要だ」と考え、絵本の作成を始めたそうです。

【赤ちゃんの本だからこそ、美しい日本語と 最高の絵ではなくてはならない】という信念のもと、日本のあかちゃん絵本の歴史はここから始まりました。

松谷みよ子さんの0歳児から読める「あかちゃん絵本」②あかちゃん絵本の魅力とは

出典:gift.fcart.jp

松谷さんの絵本に共通して言える何よりの魅力は、その絵と言葉のやわらかさでしょう。

赤ちゃん自身のために、登場する動物たちの目線にまでも気を遣われていて、優しい語りかけの言葉が大切にされています。

また、どれも展開が単純で分かりやすいというのが赤ちゃんにとってはとても大切なこと。
0歳児であっても、だんだんと物事を想像する力、次は何がおこるか?と考える力はついてくるもの。
そんな時、松谷さんの絵本は、赤ちゃんであってもページをめくる度に「次はなんだ?」と予想して楽しむことができるようになっています。

【大人が寝る前に読書するように、赤ちゃんも寝る前に自分の愛読書として傍に置く本】というのが、松谷さんの描くあかちゃん絵本のコンセプト。
こだわり強く描き、またそんな想いを出版からずっと大切にし続けている、赤ちゃんの為に生みだされている絵本です。

松谷みよ子さんの0歳児から読める「あかちゃん絵本」③代表作「いないいないばあ」

出典:matsutani-miyoko.net

数ある松田みよ子さんの絵本の中でも、初のあかちゃん絵本として登場したのが「いないいないばあ」です。本屋さんで見かけたことのある方も多い、有名な代表作となっています。

手探りで書かれた松谷みよ子さんの1冊目のあかちゃん絵本でしたが、なんとこの絵本の扉に書かれた紹介によると、1歳半の子どもが自分より年下の小さな赤ちゃんに、この絵本を「なん なん ばあ」と読み聞かせてあげたところ、泣いていた赤ちゃんが泣き止んでケラケラと笑ったのだそうです。

赤ちゃんや子どもが大好きな遊びの世界が、そのまま絵本になった「いないいないばあ」は、
子ども自身が読み聞かせをできるほど、分かりやすく楽しい世界。

赤ちゃんが喜ぶのはもちろん、読み聞かせをしている人間が「楽しい」と思える絵本であることを大切にしているのも、松谷さんの絵本の特徴です。

ファーストブックとしてもおすすめできる、やわらかい音と絵こそが、発売以降半世紀もの間愛されている「いないいないばあ」の魅力です。

松谷みよ子さんの0歳児から読める「あかちゃん絵本」④離乳食期におすすめな「おさじさん」

出典:matsutani-miyoko.net

松谷みよ子さんのあかちゃん絵本は、多く出版されており、シリーズで揃えるのも楽しいでしょう。今回はその中でも、離乳食開始期の赤ちゃんにおすすめの絵本を、ご紹介します。

こちらは、「おさじさん」とウサギの坊やが繰り広げる、ご飯のストーリー。
とろとろで熱いおかゆを食べようとするウサギさんをお手伝いする「おさじさん」のお話しです。

離乳食の開始期に必ず使うことになるスプーンを題材とした絵本で、単純に優しい言葉と柔らかい雰囲気から楽しめるようになっています。

また、それだけでなく、毎日赤ちゃん自身が手や口にしている物のストーリーとなっていることで、赤ちゃんの興味をひいたり、毎食のお食事時間がさらに楽しい世界となっていく手助けをしてくれるような絵本です。

いかがでしたか?大人が見ていても心が温かくなるような、松谷みよ子さんの絵本の世界。短く簡単なストーリーも多いため、まずは手に取ってみてはいかがでしょうか?
お母さんや赤ちゃんにとって、お気に入りの一冊が見つかりますように。

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