【リアル給与明細】42歳、技術職。200時間以上働いているが、お金が足りない【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【42歳 エンジニア】

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2024.11.28

【リアル給与明細】42歳、エンジニアの場合

エンジニア明細

プロフィール

42歳、男性
製造業のエンジニア

▼現状
仕事内容は、製造業のエンジニアとして新製品の製造立ち上げなど。
労働時間は月205時間、残業は45時間程度。
ボーナスは358.4万円程度。

【相談内容】子どもが塾に通い始めるので収入を毎月5万円上げたいです。残業はこれ以上したくないのですが可能でしょうか?

解説するのは……

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

現在のお給料は適正額?

質問者さんは、お子さんの塾代分の収入をアップさせたいと考えておられるのですね。

では、質問者さんのお給料が適正なのかどうかを見ていきましょう。

質問者さんのお給料を年収で換算すると約1,047万円、残業をしなかった場合の年収は約954万円となります。
一方、質問者さんと同じように製品企画エンジニアとして働いている人の平均年収額は約712.6万円です。

*……参考:doda「doda職種図鑑」

エンジニアの中でも高年収である製品企画エンジニアと比較しても質問者さんの年収は約334万円も高く、残業をしなかったとしても約241万円高いので、現在のお給料はかなりの高水準と言えます

ただし、気になるのは労働時間の長さです。
残業を含まない1ヶ月の労働時間だけでも205時間も働いておられるので、1日8時間労働と仮定しても25日以上の労働があったことになります。

さらに50時間の残業があり、質問者さんはかなりの長時間労働になっているようです。
これでは、収入を上げたくても残業を増やしたくないと思うのは当然ですよね。

家計に余裕を持たせるためには?

質問者さんは、お子さまの塾代のためにあと5万円収入を上げたいとお考えです。

しかし、質問者さんはすでに高い報酬を得ているため、転職で今より条件の良い会社を探すことは簡単ではないでしょう。

一般的には、仕事で成果を出したり昇格したりすることでお給料アップが狙えますが、質問者さんはすでに充分な成果を出し昇給もしていると思われます。

本業の労働時間が長く副業は難しいため、家計に余裕を持たせるには、収入を増やすか支出を減らすしかありません

年収1,000万円を超える人は給与所得者全体の約5.4%ですが、質問者さんの年収は1,047万円。
すでに高収入の域に達成しています

*……参考:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」

収入が多いにも関わらず塾代の捻出が難しいのであれば、支出が多すぎることが考えられます。

収入が多いのに家計に余裕がない場合は、収入を増やすよりも支出を減らすことに注目してみてください。

収入の8割程度で暮らす習慣が身につけば、万が一収入が下がった場合も慌てることなく乗り切れるようになりますよ。

まとめ

パソコンを見ている作業着姿の男性出典:stock.adobe.com

・質問者さんの現在のお給料はかなりの高水準です。

・質問者さんは上位5.4%に入る高収入です。家計に余裕を持たせるためには、支出を減らすことに注目してみてください。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
コンタクトはメールアドレスsinobu037@gmail.comまで♡