化粧品に入っている『界面活性剤』って何でしょう?

美容

化粧品に留まらず、私達が日常使っているケア品には、多くの『界面活性剤』が使われています。
この『界面活性剤』って一体何なのかと言いますと、簡単にいうと、水と油という本来混ざり合わないもの同士をくっつける性質を持った成分です。この性質があるからこそ、使いやすくなったり、皮膚へ浸透させることができます。

『界面活性剤』は、肌に悪いのでは⁈と思われることが多いですが、これがないと、やはり肌には大変使いにくいものになってしまうのです。
敏感肌の方は気をつけた方が良いかもしれませんが、今は品種改良され性質も向上しているので、配合成分に気をつければ、怖いものではないように感じます。
今回、界面活性剤の種類と特徴をまとめます。

界面活性剤① 陰イオン アニオン型

引用:www.orientalkobo.com

ひとくちに界面活性剤といっても、いくつか種類があります。
種類によって皮膚への刺激の強さも変わってくるので、まずはどんな種類があるのか知っておくことが化粧品選びの際には大切といえます。

まずは、「陰イオン アニオン型」。水に溶けると陰イオンになるものです。

【代表的なもの】
石けん、シャンプー、洗顔料など

【皮膚への刺激】
弱め

【成分】
名前の最後に「〜石けん」「〜塩」とつくもの。
高級脂肪酸石けん、Nアシルアミノ酸、アルキル硫酸エステル塩、ミリスチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、パルミチン酸カリウム
などがあります。

陰イオンの界面活性剤に関は、「石けん」などで、古くはローマ時代から使われていたと言われています。

今は、色々な種類があり、化粧品の成分表示には、反応前の成分は分けて記載していることもあり、少し複雑なようです。

界面活性剤② 陽イオン カチオン型

引用:www.viceviza.com

次は、陰イオンとは反対に、水に溶けると陽イオンになるもの。

【代表的なもの】
トリートメント、コンディショナー、制汗剤など
帯電防止剤や、殺菌剤

【皮膚への刺激】
やや強い

【成分】
名前の最後に「〜クロリド」「〜アンモニウム」とつくものが多い。
例えば、
ベンザルコニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなど

トリートメントなど、皮膚や髪への浸透をよくするために使われることが多いようですね。

界面活性剤③ 両性イオン アンホ型

こちらは、水に溶けると、陽イオンになったり、陰イオンになったり変わるもの。

【代表的なもの】
柔軟剤、シャンプー、リンスなど。乳化を助けたり、洗浄を助けるもの。

【皮膚への刺激】
ほとんど無し

【成分】
名前の最後に「〜ベタイン」とつくもの。
例えば、
コカミドプロピルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ココアンホ酢酸ナトリウムなど。

シャンプーやリンスに使われる界面活性剤には、意外にも皮膚への刺激が少ないものも多いようです。

界面活性剤④ 非イオン ノニオン型

引用:www.xn--cjrs2bw4gxv5aqwm.com

そして最後は、水に溶けてもイオン化しない性質のもの。
他の界面活性剤と組み合わせやすいそうです。

【代表的なもの】
多くの化粧品に使われています。

【皮膚への刺激】
ほとんど無し

【成分】
名前の最後に「〜グリセリル」「〜水添ヒマシ油」とつくものが多い。
例えば、ステアリン酸グリセリル、PFG-60水添ヒマシ油、ポリソルベート60など。
上は、水や油に混ざりやすくするものです。

直接デリケートなお肌に触れる化粧品に使う界面活性剤は、皮膚への刺激がほとんどないものが多いのですね。敏感肌でなければ、過剰に心配する必要はないかもしれません。

今回は、少し難しい内容でしたが、いかがでしたでしょうか。
「界面活性剤」と、一口にいっても、これだけの性質の違いがあり、性質の違いにより種類分けされます。
成分表示を見てもどれが界面活性剤なのか分からなかった方も、これからは化粧品や日用品の成分表示を少し気をつけて見てみることで、記述したものが記載されていることに気づくかと思います。

あくまで所感ですが、化粧品を安定させてくれる界面活性剤は、一概に悪いとは言えないように感じます。
色々な化粧品が巷には溢れていますので、賢い目で判断していきたいですね。