腸内だけで満足ですか?《肌の菌活》できらめく美肌を手に♡

美容

最近は「菌活」が人気で、体に良い働きをする菌を取り入れて、腸内フローラを整えることが美容と健康の要とも言われています。

そんな中、腸内だけではなく、「肌の菌活」も注目され始めています。

肌の菌=皮膚常在菌は、どのような働きをするのでしょうか?

奥島 美帆
奥島 美帆
2016.06.26

「皮膚常在菌」って?

私たちの体には、「常在菌」と呼ばれるたくさんの菌が住みついています。その中で、肌の上にいるものを「皮膚常在菌」と呼びます。

皮膚常在菌の数は、なんと約1兆個以上。顔だけでも約10億個もの菌がいると言われています。

「肌に菌がついている」と聞くと、なんとなく悪いものや汚いものをイメージしてしまいますが、皮膚常在菌は、バランス良く存在している場合には害を及ぼしません。

それどころか、肌を正常な状態に保ってバリアを作ったり、病原菌の繁殖を抑えたりと、私たちの体を守る働きをしてくれています。

しかし、何らかの原因で皮膚常在菌のバランスが崩れてしまうと、肌トラブルの原因となることも。上手に菌と付き合っていくことが大切なのですね。

「皮膚常在菌」の種類について

腸の中に善玉菌と悪玉菌がいるように、皮膚にも善玉菌と悪玉菌が存在します。

・善玉菌

肌に良い働きをする善玉菌の代表的なものは、「表皮ブドウ球菌」。美肌菌としても注目を浴びている菌です。

表皮ブドウ球菌は、肌に分泌される汗や皮脂を分解して、脂肪酸やグリセリン、オレイン酸などを作ります。

脂肪酸やグリセリンは、皮膚膜を形成して、バリア機能・保湿能力を高め、うるツヤ肌を作るのに役立ってくれます。

また脂肪酸は肌を弱酸性に保ち、アルカリ性を好む病原菌の繁殖を防いでくれます。

・悪玉菌

肌に悪さをしてしまう悪玉菌の代表は、食中毒の原因としてよく耳にする「黄色ブドウ球菌」です。

黄色ブドウ球菌は、肌の痒みや炎症を引き起こします。アトピー肌に多くいる傾向があるそう。

傷口がじゅくじゅくと化膿してしまうのも、黄色ブドウ球菌のしわざ。

善玉菌が多くいる健康な肌ではトラブルを引き起こしませんが、肌がアルカリ性に傾くと、繁殖して様々な面倒を起こします。

・日和見菌

肌環境によって、善玉菌にも悪玉菌にもなるものを日和見菌と言い、代表的なものには、ニキビの原因として有名な「アクネ菌」があります。

アクネ菌は、普段は表皮ブドウ球菌と同じように働いて、肌を守っています。

しかし、ストレスやホルモンなど、何らかの原因で皮脂が過剰になって毛穴をふさぐと、アクネ菌が大増殖して炎症を起こし、ニキビを作ってしまうのです。

「皮膚常在菌」を増やすには?

皮膚常在菌を増やすためにまず大事なのは、洗顔をしすぎないこと。

あまりにも強いクレンジングや洗顔料は、汚れ以外に皮膚常在菌も洗い流してしまううえに、菌が住みにくい環境を作ってしまいます。

また、表皮ブドウ球菌は角質に住みついているため、角質を落としすぎるのもNG。過度なピーリングやスクラブは避けましょう。

善玉菌のエサとなるものを与えることも、大切です。定期的に運動をして、汗をかくようにしましょう。

いったん善玉菌が優位になると、日和見菌は、善玉菌の味方をして、どんどん善玉菌と同じように働きます。

実は、日和見菌は皮膚常在菌の中で最も多い菌なので、ぜひ味方につけたいところですね。

これからは、腸内だけではなく、「肌の菌活」も美容のスタンダードになるかもしれません。

いつまでも美しい肌でいるために、皮膚常在菌を上手く育てるケアをしていきましょうね。

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