実は女性がなりやすい!?歯科医が教える「歯周病」の知識と対策

子育て・ライフスタイル

中年の男性がなりやすいイメージのある「歯周病」。

喫煙者は歯周病の進行が早いことや、オーラルケアを怠りがちな働き世代の男性が歯周病にかかりやすいこともあり、歯周病は男性の病気だというイメージがあるかもしれません。

しかし男女差をみると、実は歯周病は女性に多い病気。一体、なぜなのでしょうか?

その理由を、歯科医が解説します!

【歯周病の知識と対策①】そもそも「歯周病」ってどんな病気?

「歯周病」、古い呼び方では「歯槽膿漏」といいます。

歯周病ってよく耳にするけど、実際どんな病気なのかイマイチわからない……という方も多いのではないでしょうか。

簡単にいうと、歯を支える歯茎(歯肉)や骨(歯槽骨)が炎症を起こして、壊されていく病気です。歯茎は腫れて、骨は溶けてしまいます。

細菌に感染することで歯のまわりに炎症が生じるのですが、歯茎のみに炎症がある場合は「歯肉炎」と呼びます。

また、それ以外にまで炎症か広がると「歯周炎」と呼ばれ、その影響は全身に及ぶことも。

【歯周病の知識と対策②】歯周病になりやすいのは実は「女性」!?

実は、歯周病の悪化には女性ホルモンが大きく関係しています。

女性ホルモンには、ある特定の歯周病菌を増殖させたり、炎症を悪化させる作用があるためです。

私たち女性の体は、とてもデリケート。常に変化を重ね、女性ホルモンの分泌もライフステージによって様々に変化します。

女性の場合は、歯周病の進行は単純に加齢や生活習慣よるものだけではありません。

ホルモンバランスが大きく関係しているため、歯周病になりやすい危険な時期が思春期、妊娠、出産、そして更年期と大きく分けて3つあります。

普段の月経周期でもホルモンバランスは変化しているので、生理前に歯茎が腫れたり、口内の不調を感じる方も多いのではないでしょうか。

こういった女性特有の歯周病リスクを理解して、きちんと適切なケアをすることが大切です。

【歯周病の知識と対策③】意外!歯周病に注意したいのは「虫歯にならない人」

意外なことに、歯周病に注意したいのは虫歯になりにくい、歯のキレイな人!

生まれつき歯が丈夫で、あまり熱心に歯磨きをしなくても虫歯は一本もないし、今まで歯医者さんのお世話になったことがない。

……このような羨ましい方が、時々います。

しかし、油断してはいけません。こんなキレイな歯を持つ人こそ、実は「虫歯はゼロ、歯周病だらけ!」ということが多いのです。

そもそも虫歯菌と歯周病菌は異なるもの。

自分の口の中は強いんだと過信し、ケアを怠っていると、虫歯にはならなくても歯周病が進行している……ということも!

しかも、虫歯と違って歯周病は痛みがありません。そのため、気づかない間にどんどん進んでしまうのです。

【歯周病の知識と対策④】歯周病ケアの基本は何をするの?

歯周病の原因は「プラーク(歯垢)」。歯周病ケアの基本は、プラークコントロールです。

プラークコントロールとは、歯垢を取り除いて口内の悪い細菌を減らし、口内環境のバランスを整えること。

自宅できるプラークコントロールの基本は、やはり毎日の歯磨きです。

歯磨きには様々な方法がありますが、歯周病予防に効果的なのが「バス法」です。

歯に対して45度の角度で、歯と歯茎の間の溝に毛先が少し入るように歯ブラシを当て、小刻みに振動させて磨いていきます。

バス法で歯を磨いた後は、デンタルフロスを使って歯と歯の間のプラークもしっかり取り除きましょう。

最低1日に1回はしっかりと時間を取って、歯磨きすることをおすすめします。

適当な歯磨きを3回するよりも、1日1回、しっかりと歯磨きを行うほうが効果的です。

いかがでしたか?意外と知らない、女性と歯周病の関係についてお話ししました。

とても身近な病気のひとつである歯周病。自分は関係ないと思っていませんか?

しっかりケアをして、口の中から美と健康をキープしましょう♡

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