ユニークな作り方の納豆がたくさん!子どもも楽しめちゃう♡
私たちの食卓に欠かせない「納豆」。一体どんなふうに作られているのでしょうか。
イメージとしては、藁に包まれて発酵されて出来上がり♪という感じ…ですが、実際はそうとは限りません。《タカノフーズ納豆博物館》では、様々なユニークな納豆の作り方を見学することが出来るんです。
変わったものをいくつかご紹介すると……
まず、地中に納豆を埋めて、地熱で発酵させる作り方の「地熱納豆」!
他にも、こたつの熱を利用して納豆を発酵させる作り方の「こたつ納豆」……!
そして、ちょっと見てびっくりするのが、「出刃納豆」と名付けられた発酵法。
これはキャンディーのように両端を結んだ納豆を入れた藁に、なんと出刃包丁を指すんです(!)
見た目に驚きますが、東北地方では盛んだった作り方なんだそうですよ☆
タカノフーズの最新工場での納豆の作り方って?
様々な納豆の発酵法を見学した後には、現代の最新工場での納豆の作り方が気になるところです。
《タカノフーズ納豆博物館》では、その最新の発酵過程も見学することが出来ます。
タカノフーズで納豆を作るためには、まず納豆菌を接種された大豆を「ムロ」と呼ばれる部屋に運びます。
この「ムロ」と呼ばれる部屋は、温度が45℃、湿度はなんと95%に保たれた、正に納豆を発酵させるための場所なんです!
この「ムロ」で17~20時間ほどかけて発酵を行うことで、納豆特有の粘りが生まれるんですよ。
タカノフーズ納豆博物館で学べる!納豆の面白ネタ
さらに《タカノフーズ納豆博物館》では、様々な納豆に関する知識を学ぶことが出来ます。
皆さんは同じタカノフーズの納豆でも、地域によって商品が少しずつ異なっているのはご存知ですか?
なんと、1500種類もの納豆菌を保有しているタカノフーズでは、それらを出荷される地域や商品によって使い分けたり、匂いや粘りの強さを調整して作っているんだそうです!
中でも面白いのが味の違い☆
関東のタレは濃いめに作り、関西のタレは薄味でダシを効かせているんだそう!
そして九州は甘みが強いそうなので、ぜひ試食コーナーで味の違いを試してみてくださいね♪
美食家に習う、納豆の美味しい食べ方とは?
さらに、納豆の魅力は混ぜる回数によって味が変わってくるところにもありますよね☆
1800年代後半から1900年代前半に、「美食家」として名を馳せた北大路魯山人をご存知でしょうか?
北大路魯山人は、納豆の美味しい食べ方を明言しているのですが、その納豆の作り方へのこだわりが細かくて凄いんです!
まず納豆は深い器に入れて、305回(!)混ぜ、その後お醤油を2~3回に分けて混ぜるんです。
そしてさらに119回混ぜ、最後にみじん切りにしたネギと和唐辛子を加える。
ここまでこだわって納豆を食すのは大変ですが、オリジナルの方法で好みの味を見つけ出せるのも納豆の醍醐味ですよね♪
<タカノフーズ納豆博物館>
住所:茨城県小美玉市野田1542
電話:0120-58-7010
時間:9:00~16:00 ※工場見学は、事前予約が必要です。
大好きな食材のルーツを探ったり勉強をしたりすることは、子どもにとっての「食育」にもつながってきますよね♪
楽しみながら夏休みのお勉強が出来る、《タカノフーズ 納豆博物館》にぜひ訪れてみてください(*^_^*)